【漆器の職人目指すドイツ人女性】「伝統工芸がいかに素晴らしいかを伝えたい」SNSフォロワー15万人!漆器の職人目指すドイツ人女性の思い

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先月5日から7月27日までのおよそ2か月間、石川県のインターンシップ事業で北陸放送で研修をした、中国出身のジャンさんの取材です。

400年以上の長い歴史がある山中漆器。この山中漆器を専門的に学べる学校が、加賀市の山中温泉にあります。基礎コースを学ぶ、2年生の授業にお邪魔しました。
学生たちがおよそ半年間かけて取り組んでいるのは、漆や砥の粉を練り合わせた「錆」を塗る作業です。漆器を丈夫で長持ちさせるために大事な作業の一つですが、ヘラの扱い方ひとつで仕上がりが変わるため、プロの職人でも非常に難しい工程だそうです。
県立山中漆器産業技術センター・田中昌宏先生
「これがラベアが作ったものです。綺麗でしょう」

丁寧な作業ぶりと見事な腕前で先生からも一目置かれているのが、ドイツ出身のラベア・ゲバラさん(25)。この学校では唯一の、ヨーロッパ出身の研修生です。
田中昌宏先生
「ラベアは本国でも刃物を使って仕事もしていたので、道具の使い方が上手」
ラベアさんの同級生・宇野蕗子さん(29)
「ラベアさんは木工の知識が多いので、一番早くできるという感じ。すごく上手」
ラベアさんに、山中漆器の魅力について聞きました。

ラベア・ゲバラさん(25)
「漆はとても好き、美しいです。上塗り、中塗り、吹き漆、蒔絵…。全部職人も別です、それも面白いんです」
私が授業を見学していて、少し驚いたことがありました。職人を目指す学生には、女性が多いということ。日本の伝統工芸は、男性に主導権があるというイメージを持っていたからです。

県立山中漆器産業技術センター・事務員 呉藤安宏さん
「10年くらい前から女性の方が研修生が多くなっている。今の若い人たちは漆器がおしゃれだと思う人も増えていて、デザインも女性らしいものが増えてきている」
ラベアさん
「山中の有名な職人には女性が少ないから、女性が職人としてのキャリアをスタートさせるには少し勇気が必要なんです。でも、この学校は女性に協力的な環境だと感じます」
授業を終えたラベアさん。山中温泉の山あいにある、工房に案内してくれました。大学では製品のデザインを学んだラベアさんは、イスラエルに留学していた時に木工に出会いました。2年半前に東京の大学に留学が決まった夫・イドさんと共に来日。東京で出会った知人に教えてもらったのが、山中漆器の存在でした。

ラベアさん
「ドイツでやっていたデザインは、コンピューターで3Dモデルを作って、製品を仕上げるのはデザイン担当とは別の人だったんです。そのやり方だと、私はいつも何かを見逃しているような気がして…。デザインしながら自分の手で作るのは、まさに自分に向いていると感じました」
ラベアさん、今年5月からこの工房を借りて、オリジナルの作品も作っています。これから目指すのは、学校で学んだ漆器の技術を取り入れながら、丁寧な暮らしを支える道具を作ることです。
ラベアさん
「歴史や文化を知るだけではなく、作った人やデザインについて学びそれを心に留めながら使えることが、工芸品の魅力なんです」
ラベアさんの夫・イドさん
「彼女の一番の長所は、強い意志を持っているところ。『こんな作品を作りたい』という思いや、学びたいことがあると、その性格ゆえに一生懸命にマスターしようとするんです。それは私たち職人にとってとても貴重なことだと思います」
自分が作った作品はイドさんと運営しているインターネットのサイトで販売しているほか、自身のSNSでは、日本の伝統工芸や各地で出会った職人について発信しています。インスタグラムのフォロワーはなんと15万人!
ラベアさん
「私の影響力を使って、山中温泉という場所や、日本の伝統工芸がいかに素晴らしいかを知ってもらいたいです」

詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mr...

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