スタジオ構築事例:河合塾様 Blackmagic Designワークフローを使って映像授業を制作

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河合塾が所有するスタジオでBlackmagic Designワークフローを使って映像授業を制作
(ブラックマジックデザイン社 事例記事URL)

Blackmagic Designはこの日、学校法人河合塾が所有するスタジオにATEM Television Studio HD 8 ISOやHyperDeck Studio HD Plus などを含む多数のBlackmagic Designの製品が導入されたことを発表した。 
幅広い教育サービスを提供する河合塾グループ。その河合塾グループに属している株式会社河合塾マナビスは大学進学を目指す高校生を対象にした予備校で、河合塾のトップレベルの講師による映像授業と、しっかり支えてくれるアドバイザーによる一人ひとりに寄り添ったサポートが受けられるのが特徴だ。Blackmagic Design製品が導入されたスタジオは、河合塾マナビスへ映像コンテンツを提供するためのスタジオとなっている。
河合塾では、全国の数カ所に収録スタジオを構えており、本格的な配信・収録機材が導入されている。そのうちのひとつである四谷スタジオでは、2012年よりスタジオが設置され、今年から新たにATEM Television Studio HD8 ISOスイッチャー、HyperDeck Studio HD Plus、SmartScope Duo 4K、ATEM Microphone Converter、Mini Converter UpDownCross HD、Micro Converter BiDirectional SDI/HDMI 12G、Teranex Mini HDMI to SDI 12G、Teranex Mini SDI Distribution 12G が導入されいる。 
このスタジオでは映像授業の撮影のため、日々多くの講師がこのスタジオで授業を行い、それを収録している。ATEM Television Studio HD8 ISOで3台のカメラをスイッチングし、同時にSmartScope Duo 4Kで音声モニタリングを行っている。収録はATEM Television Studio HD8 ISOのISO収録機能とHyperDeck Studio HD Plusで行い、スタジオ内モニターへの映像伝送はTeranex Mini HDMI to SDI 12GおよびTeranex Mini SDI Distribution 12Gで行っている。
「このスタジオは黒板が3面あり、講師は黒板を切り替えながらどんどん書いていくのですが、アシスタントが使用済みの面を消すことで、黒板が無限に使えるような仕組みになっています。3面の黒板を3台のカメラでそれぞれ撮影して、講師が使っている黒板の映像をATEM Television Studio HD8 ISOで切り替えています。出演する河合塾の人気講師はスケジュール調整が難しい方ばかりなので、撮り直しが効かないんです。そのため、短い時間で効率よく収録ができるワークフローを構築しました」と語るのはマナビス教務教材開発部システムサポートチームのチーフ、岩田尚氏。
岩田氏は続ける。「実は私がここに赴任した時にはもっといろんなテロップを入れたり、説明映像を入れたりした方が良いのではと思いましたが、やはりライブ感のある講師の映像授業を見ていると、集中して視聴でき、『わかった!』と感じることができるんです。そういった理由で講師の能力に任せて、できるだけ普段の授業のような気持ちでやっていただけるのがより良いという考え方に変わりました。講師がストレス無く実力を十分に発揮できる環境を整えることで、映像授業を見た生徒が、教室で授業を受けているようなライブ感のある映像を作ることを目指しています。」 
収録では、オペレーター陣も事前にテキストなどを読み込み、収録する授業内容を把握するという。映像には出てこない部分で、講師のテンションを下げない細かな気遣いがあり、収録チーム全員が一丸となってライブ感を作り上げている。
最後に、同チームの赤池佑介氏はこう語った。「Blackmagic Designの製品を多く使うことによって、全体のシステムをスリム化できます。ATEMスイッチャーもコントロールパネルと一体型ですし、機材が少なくなることで、どこでトラブルが起きているか分からないという状況が少なくなると思います。ここで制作した映像授業を見た生徒が『ん?わかるかも!やってみよう』という気になり、まだ不完全な部分があれば見返したり、復習したりすることで、しっかりとした知識を定着してくれれば嬉しいですね。」

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