できないことはやらない、やりたくないことはやらない、そういう子どもがなぜ増えた?

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00:00 OP
00:52 なぜ増えたか
08:39 本日の宿題

本日は「できないことはやらない、やりたくないことはやらない、そういう子どもがなぜ増えたか」というテーマでお話しします。

そういう子どもが増えたし、そういう大学生も増えたし、そういう大人も増えました。
30代~40代、50代に多いと思います。
そもそも僕も上の世代から見たらそういう風に見えるかなと思います。

そもそも自衛隊を辞めた時も裏切り者と言われたり、色々言われたんだけど、でも辞めてるわけで、やりたくないから辞めたんだろう、と言われていました。
でもまあ、そういう感じです。

◾️なぜ増えたのか

これはなぜ増えたかというと、突然子どもの遺伝子が変わった、脳の構造が変わった、そういうわけじゃなくて、やはり文化ですね。
文化や常識が変わったから、哲学的に言ったら構造と言ったりするかもしれないですけど、僕らの周りのカルチャーが変わってきた結果、考え方や思考、価値観が変わったからなのかなと思います。
子どもだけじゃなくて大人も増えたので、そういう風になっているという感じです。

ただそれだけといえばそれだけなんですけど、そういう風に世の中が変わっている。
大きな流れとしては変わってきてるなと思います。

あとはですね、うつならやらなくてもいいんじゃないかなと思うんですよね、そもそも。
子どもがやらない、と言ってるのは、やらないんじゃなくて、やれないんだよね。
will not = cannot という、精神科の患者さんもみんなそうなんだと言ってますけど、自尊心を守るためにやってないだけだと言ったりするのですが、それは無意識的にそう思ってる、無意識の水準でそういう風に自分に言い聞かせてるか、思い込ませただけで実際はできないんだろうな、と。

やりたくないことはやらないんじゃなくて、やれないんだよね。
できないことはやれないんだよね。
やらないんだ、じゃなくてやれないという感じですよね。

あまり「やらなければだめだよ」とやると、ちょっと意地悪になってしまうんです。
最近はやはり大人の数の方が子どもより多いので、子どもにエネルギーを注ぎ過ぎたり、注目しすぎて、大人が子どもを追い詰めることになりかねないので、程々に手加減してあげないと潰れてしまうので、やれないんだろうなと思って、程々にしつけるというのも大事だったりします。

もうちょっとメタ的に考えると、モラトリアムというか、大人になる時期が後ろになってるんです。
寿命が延びてきて、年齢が上の層が増えてきた。
人口ボリュームで年寄りが増えてきたというか、最近やはり30~35歳成人説というか、本当に昔の20歳みたいな感じは今の20代後半、みたいな感じはやはりあります。
臨床をしていても自分の時とは全然違うな、と思います。
結婚年齢も後るになってますよね。
良いか悪いかというよりは、そういう現象が起きてるという感じはします。

だから、ちょっと子どもっぽいな、我慢が弱いなと思うかもしれないけど、大人になったら結構やったりもするので、高校生なのに、中学生なのに、と思うかもしれないけど、ちょっと待ってあげた方がいいかなという気がします。

あとは無理してしなくても良くなってきたというのがあります。
科学や文明が進んだ結果、無理してやらなくても手に入るものが増えたんです。
例えばこれ、マズローの欲求の5段階説から持ってきたんですけど、マズローという人は、欲求には5段階あるんだ、と。

まずは生理的欲求、食べ物や睡眠、その欲を満たしたいんだ、と。
次に安全の欲求、安心して眠れる場所が欲しいんだ、と。
犯罪に巻き込まれたくないんだ、と。
自然災害から身を守りたいんだ、と。
その次は所属の欲求、仲間が欲しいんだ、と。
一員だという風に思われたいんです。
その次は承認の欲求、認められたいんだ。
最後に自己実現欲求、自分がやりたいことをやりたいという欲望を満たすんだ。

という風に、この5段階説を唱えて、下から満たそうとするんだよということを言ったんですけど、現代においてはやはり承認欲求、昔はとにかくまず食べるものという時代でしたよね、原始時代は。
でもだんだん現代はもうどんどん欲が満たされてきていて、今は本当に承認欲求の時代ですね。
承認されるかされないかが焦点になってる。
それは大人もそうで、お金を稼がないと食べるものがない、安全を守れないと思う人はかなり減っています。

所属の欲求についても、今や若い子はひきこもりの状態であっても、Discordなどを通じてすぐネット友だちやゲーム友だちを作りますから。
それはリアルじゃないじゃないか、と言われたらアレですけど、ある種の所属欲求というのは割とジャンクに、簡単に満たせるようになってきた結果、やはり子どもたち(大人も含めてですけど)の関心は承認欲求に移りつつあるんだろうなという風に思います。

そういう風にカルチャーが変わってきているので、親もそうなので、承認欲求を満たすことがないようなこと、できないけれどもやろうとか、できないんだけれども、人より劣ってるけどやっておこう、承認欲求が満たされることはないけれど、それができるようになっても承認欲求が満たされないんだけど、所属はできるし、食べ物が手に入るな、みたいなことだったらやらないんだよね。
やらないからそうなんだなという風に思います。
ちゃんと説明できているかどうかわからないですけど、そういうことです。

あとは、ちょっと思うのが、やはり格差社会になりつつあるので、中流から下流に落ちることへの恐怖というものを、僕もそうですけど、みんな抱えてるなと思います。
その恐怖感があるがゆえに止まってしまう。

どうせ自分は頑張ってもできない。
どうせ自分はこのままやっても親たちと同じほど稼げない。
いい大学へも行けないし、親たちと同じぐらい稼げないからもう諦めてしまおう、と言って止まってしまう子もいるし、いや、それだったら一発逆転をしてやろう、という形で好きなことをやって、やりたいことだけやって一発逆転を狙ってやろうという人たちもたくさんいるんだろうなという風に思います。

いわゆるインフルエンサーたちもそういう風に言っています。
自分の好きなこと、やりたいことをやらないと勝てないよと言ったりするし、努力は無理してやるもんじゃなくて、気が付いたらやってることが努力なんだというか、努力じゃ勝てないよみたいなことを言ったりしてるので、もうそういうことが当たり前に聞こえてくるようになってしまうと、できないことを何とかしてお金をもらおうみたいなことは、子どものときは特にできないだろうなと思います。

大人になってきて、社会の歯車なんだな自分は、中年になってきて諦めるということができるようになってくると、地味な仕事もできるようになると思うんだけれども、若いうちや子どものときはますます無理だろうなと思います。
実際、教師や官僚という仕事は人気ないですからね、今もう。

地味な仕事、人を支える仕事、華やかじゃない仕事というのは人気がないんです。
だってSNSでも書けないし。
自分はこんなことをやったんだぞ、と言えないから人気ないんです。
だからできないことはやらないだろうなという風に思います。
そういう風に変わってきてるよ、ということです。

◾️本日の宿題

今回の宿題ですけど、脳の形や構造それ自体が変わることはない、ここ10年、20年ですぐ変わるということはないので、こういう文化が変わることによって、世の中、人間の脳の働きや関心が変わってきているということです。

なので今回の宿題は、こういう文化になってきたからこういう価値観、こういう行動をとる人が増えたな、今の子どもたちはこういう行動をとっているんだな、ということをメタ的に見て、感想ないし自分の感じたことを書いてもらうといい学びかなと思います。

とにかく精神医学というのは何かというと、火星人になったつもり(になること)です。
常識や、こうあるべきだ、価値観など全て捨てて、火星人になったつもりで、人間というのはこんな愚かな行動をしてるんだな、何か変なことしてるな、そういうことの観点からまず捉え直してから、最適な行動や治療的な行動は何かと考え直す学問なんです、基本は。

だから皆さんもそういう火星人になったつもりで、人間のこの10年、20年の変化をピコピコピコと感想を書いてもらうといい学びになるのかなと思います。
そうするとメタ認知が鍛えられますから。

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