Fender Tex-Mex VS. Fat 50s - Neck pickup comparison

手元にFenderのTex-MexとFat 50sがあったので、
なんも脈絡のない2機種ですが、備忘録として比較してみました。
こじつけるなら『太めな音のストラト用PU比較』でしょうか。
今回はネック側のみの比較ですが、何かの参考になっていただけたら幸いです。

【Tex-Mex】
値段と名前からしてTexas Specialの廉価版…と思われがちですが、エナメルワイヤーのTexas Specialに対してこちらはポリゾルワイヤーとなっているので、
完全にキャラクター違いと考えております。
実際、Tex-MexはTexas Specialほどトップエンドがギラギラしておらず、ミッドレンジが盛り上がっている印象を受けます。

他製品に比べて安価ですが、ジミー・ヴォーンさんも納得のサウンドだと思います。

ギター側のVolを絞った際の鈴鳴り感はやや弱いですが、『いつもVolフルなんで！』という方や、
単純に太い音をお求めの方はTexas SpecialよりTex-Mexをおすすめいたします。
ネックPUの比較の動画内で言うのもなんですが、ブリッジ側に載せるのが好きです。

なぜか位相がCustom ShopのリプレイスメントPUとは逆なようで、それらと共存させる際はご注意ください。

【Fat 50s】
Custom Shopの人気機種ですが、名前の割には繊細な方で、上級機種らしくタッチがよく反映される印象でした。
ギター側のVolを絞った際のグラッシーな音は、Custom '69やTexas Specialとはまた違った鈴鳴り感を持っております。
繊細ですが、かと言ってパワー不足も感じず、でも弾き手のコントロールが反映される、
"弾きやすいヴィンテージ系ピックアップ"だと思いました。