【覚者の名言】マハラジの弟子にして好々爺！ラメッシ・バルセカールの生涯と教え [29分解説]

今回の動画は、前回お話しした、インドのマスター「ニサルガダッタ・マハラジ」の弟子であり、覚者であるラメッシ・バルセカールです。
マハラジと異なり、西洋文化をよく理解していたラメッシの教えは、西洋にも広く広まりました。

ここでは時間の関係で、動画でお話しできなかった、ラメッシが教えを説くようになるまでのユニークな経緯について、お話ししたいと思います。

ラメッシが教えを始める最初のきっかけになったのは、マハラジのある日の講和でした。
マハラジが肉体を離れる２か月ほど前、マハラジは具合が悪く、多くの時間寝込んでいましたが、それでも講和を行っていました。

ある日の講和の最中に、マハラジが下に降りていく用事ができました。
マハラジは、その時訪れていた出席者たちに、そのまま質問を続けるように、そしてラメッシがそれに答える権限を与えられている、と伝えました。

しかし、その時はなんの質問もされなかったため、本来寡黙な性格であるラメッシは当然のように黙っていました。
マハラジが戻ってくると、ラメッシに不在の間の様子を尋ねましたが、「何も質問がなかったので、答えもありませんでした。」とラメッシは答えました。
すると、マハラジは、何かぶつぶつとつぶやいていたと言います。

そして、マハラジが亡くなる２日前になると、彼の容体はかなり悪化しており、声を出してもささやく程度がやっとの状況でした。
しかし、ラメッシがそばにいるとき、マハラジは突然起き上がると、ラメッシに向かって、「どうして君は話さないんだ？！」と叫びました。
そして、再びバタリと倒れたそうです。

いかがでしょうか？
マハラジは真剣だったと思うのですが、なんとなく二人のやり取りがコントのようで、クスッと笑ってしまいますよね。

実際、ラメッシはかなり寡黙な人だったようです。
ラメッシは、奥さんにいつも、「パーティーで皆が話しているのに、どうしてあなたは話をしないの？」と愚痴を言われていたそうです。

ラメッシはこう言っています。
「私には何も言うことがないからです！私は社交的会話ができないのです。」
『意識は語る─ラメッシ・バルセカールとの対話』より

彼の著書には、上に挙げたようなマハラジとのエピソードなどもたくさん掲載されていますので、下の書籍紹介欄から本をチェックしてみてください。


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チャプターリスト（目次）
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00:00 オープニング
01:24 この動画のトピック
01:53 ラメッシ・バルセカールの生涯
09:53 ラメッシ・バルセカールの教えの概要
19:09 ラメッシ・バルセカールの名言
26:24 まとめ
27:36 ラメッシ・バルセカールのおすすめ本
28:59 最後にラメッシの言葉をもう一つ




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