「自分しか仕事を回せないと思っているのは当人だけ」男性育休取得3割達成のカギは…?仕事の“見える化”と“任せる気持ち”【news23】|TBS NEWS DIG

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「12.65%」。これは、民間企業における男性の育児休業取得率です。政府は3年後までに30%に上げる目標を掲げていますが、達成に向けて必要なことは何なのか…カギは仕事の“見える化”と“任せる気持ち”にありました。

■育休取得のカギは仕事の“見える化”

2歳の長男の面倒を見ながら、生まれたばかりの娘にミルクを飲ませる男性。現在2か月の育休を取得中の磯江怜さん(37)です。

長男が生まれた時は育休を取得しなかった磯江さん。娘の出産を前に、初めて育休を取ろうと思ったといいます。そのワケは、妻のひと言でした。

礒江さんの妻
「この子の世話がプラスされるので、ひとりではどうしても無理かなと思って」

礒江さん
「状況的に1回、『無理ちゃうかな』と断っている、無理かもしれないと。誰にも相談していないけど。(妻は)明らかに落胆していたので、本当に無理かどうか(会社に)1回聞いてみようと思って」

「ダメ元」で会社に相談したところ、「あっさりOK」。背景にあったのは、磯江さんの会社「ウィルオブ・ワーク」の意識改革でした。

遡ること1か月前。この日は育休前、最後の出社日。営業部の部長職を務める磯江さんは業務の引き継ぎを行っていました。
すると話題は、磯江さんの育休のことへ。

磯江さんの上司
「僕の所に(相談に)来た時は若干言いにくそうな感じもあったよね。すごくタイミング置いて、『ちょっといいですか…』みたいな感じできたよね」

礒江さん
「もちろんありましたよ。『何考えてんねん』と思われる可能性もなくもないというか」

礒江さんの上司
「前例がないんでね」

実は、ウィルグループ全体における男性の育休取得率は、直近3年間で約5%。社内調査によると「育休取得に後ろめたさを感じる」との回答が、約34%に及んだといいます。

ウィルグループ 企画労務部長
「自分が取ることで周りに対しての業務上の迷惑、負担をかけてしまうということに対しての後ろめたさ。極論、自分じゃないとできないとか、自分じゃないと回せないと思っているのは当人だけ。いかに周りを巻き込んで協力を促していくか」

そこで取り組んだのが、磯江さんが抱える業務の“見える化”作業。内容や頻度など細かな部分まで約3か月かけて、チーム全員で共有しました。

礒江さんの部下
「本来もしかしたら僕たちがやらなきゃいけないことを磯江さんが全部やっていただけで、それをようやく権限委譲というか任せていただけた期間だった」
「お互いが120~130%やってカバーしようと(意識が)みんなで自然に出てきた」

■育休取得3週間で「ようやく“型”ができつつある」

業務を“見える化”し、任せる。
こうしたフォローによって部長職として初めて、2か月の育休をとることができた磯江さん。

役割は、ミルクを与えるだけではありません。
午後2時。夫婦で沐浴を行い…、その後、洗い物をしていると…長男が泣き出します。
午後3時には長男とお出かけ。帰宅後は洗濯物を取り込み、お風呂を準備。さらに夕食作りと、息つく暇はありません。

磯江さんは、出産後の妻の体力が回復するまでほぼ全ての家事を担当するといいます。妻はその姿に…

礒江さんの妻
「一緒に頑張っているっていう気持ちがあるから、物足りないところも目をつぶれるじゃないけど…」

礒江さん
「物足りないところ、ちょいちょいでてくるやんか」

育休開始から3週間が経ち、改めて思うことは。

磯江さん
「(夫婦)2人で2人(の子どもを)育てる“型”みたいなものがようやくできつつある、3週間で。ある一定の期間がないと、本質的な育休じゃないんじゃないかなと」

■男性育休推進へ 他企業へ「無料出張研修」のワケ

国山ハセンキャスター:
私も3週間育休を取りましたが、本当に“型”“ルーティーン”みたいなものができました。
磯江さんは、『自分しか仕事を回せないと思っていたが、仕事は回る。逆に育児をしてみて、この子らの代わりはいないと思った』とも話していたそう。これは取得してみないとわからない、実感ですね。

小川彩佳キャスター:
本人の意識が変わったということですけど、職場の意識改革も大事だと改めて感じました。職場側も“型”をたくさん持っておくというのは組織の強さにも繋がりますし、それは気負うことなく育休を取れる空気にも直結していくんだなと感じました。

国山キャスター:
こうした男性社員の育休取得を後押しするための新たな取り組みも始まっています。

6月28日にサッポロビールの本社で男性向け育休研修が行われたのですが、説明をしていたのは江崎グリコのスタッフでした。これはミルクメーカーの江崎グリコと、オムツメーカーのユニチャームがタッグを組んで行っている「みんなの育休研修」というもので、企業向けの無料の出張研修なんです。

実は江崎グリコは、男性の育休取得率100%、かつ全員が1か月以上取得していて、そこで培ったノウハウや有識者の声、例えば仕事の引き継ぎ方のコツや取得による子どもや仕事にもたらすメリットなどを幅広く伝えていて、担当者は『社会全体の取得の後押しをしていきたい』と話していました。

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