“熱中症”に加えて“脳梗塞”にも注意 初期症状そっくり 予防のポイント「こまめな水分の補給」　大分

連日、猛暑が続いていますが、この時期、「熱中症」だけでなく初期症状が似ている「脳梗塞」にも注意が必要です。症状の見分け方や予防のポイントを専門医にききました。

連日厳しい暑さが続くなか、熱中症に加え、注意が必要な病気があります。（若林脳神経外科クリニック・若林礼浩院長）「めまいがして吐き気がして食事がとれないということで、小脳に脳梗塞を起こしていまして数日たっているような状況でした」大分市坂ノ市にある若林脳神経外科クリニック。熱中症の疑いで受診した高齢女性の頭部をCTで撮影したところ、黒い影が写ってました。脳梗塞の初期症状です。（若林脳神経外科クリニック・若林礼浩院長）「水分摂取が足りなくて熱中症になる人が多いが、たまに脳梗塞の人が混じっている場合がある。熱中症の症状と区別がつかない時があります」脳梗塞は、脳の血管が血栓によって詰まる病気で、夏場は脱水が引き金となります。めまいや吐き気などの初期症状が熱中症の症状と似ているため、対処法を間違えると命の危険も。ではどのように見分けたらよいのでしょうか。（若林脳神経外科クリニック・若林礼浩院長）「（熱中症で）点滴をしても症状が長引く場合は、脳梗塞を疑った方がいい。言葉がしゃべりにくいとか、手足がしびれるとか、動きにくいとかあれば、脳梗塞の疑いがあるので、熱中症だけを考えず、早めに専門医を受診してもらえれば」そして予防のポイントは脱水にならないこと。のどが乾かなくてもこまめに水分を補給することが大切です。

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