高田みづえ 北へ

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この「北へ」という楽曲について、数年前にアップした動画の中で「高田みづえをコンプリートするためには避けて通ることのできない作品」と述べたんですが、これは裏を返せば「できれば避けて通りたい」楽曲と思っていたんだと思いますね。当時は本当に「演歌」というジャンルに対して一種の「アレルギー」を感じていたので、「なんでまた寄りにもよって“小林旭”をカバーするんや」と本気で残念がっていたんだと思います( ;∀;)
「秋冬」の概要欄でも触れているように、最近は自分も大人になった(^_^;)ので「演歌」に対するアレルギーもだいぶ薄れてきていて、この「北へ」もかなり抵抗感なく聴けるようになってきました。むしろ「秋冬」よりも聴きやすいかも知れませんね。「望郷」や「傷心(みづえワールドではこの単語は“きずごころ”と読みます。決して“しょうしん”ではありません)」といった要素の盛り込まれた地方色豊かな抒情歌謡という、まさに「高田みづえの得意分野」とも言うべき楽曲に仕上がっていますから。「小林旭」の楽曲を完全に「高田みづえの歌」に仕立てているところなどは「さすが」としか言いようがないと感じています。高田みづえさんは60~70年代フォーク・ニューミュージック系の楽曲やイージーリスニングの外国曲などを多くカバーして珠玉の作品を残していますが、そのラインナップの中に「小林旭の演歌」も含まれているのですから、本当にこのシンガーの間口の広さには舌を巻く思いがしますね(*^^*)
もっともこの「北へ」は男目線の歌であり、一人称は「俺」だし、二人称は「お前」だし、酒は飲むわ煙草は吸うわで、みづえちゃんが歌うには違和感のある歌詞ではありますよね。二枚目スター「マイトガイ」小林旭氏が歌っているからごまかされている感がありますが、この歌の男は結構情けない男のような気がします。「愛していりゃこそ」と言い訳してますけど、要するにつれなくしたために彼女に逃げられたので、北に向かって傷心の逃避行をしているわけですよね。まだ彼女に対して未練たらたらで、できれば復縁したいと思っていたけど、無理そうなので夢は諦めてさらに北に逃げるというどうにも情けない男に思えてしまいます。ある種典型的な「昭和のオヤジ」って感じですよね。
そういう男の歌を高田みづえさんが歌うということには、傷つき夢を諦めなくてはならない昭和のお父さんたちを、みづえちゃんがその優しい歌声で癒し励ますという意味合いがあったと言えるのではないでしょうか(;^ω^)

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