面白い和歌【言葉遊びの「物名(もののな)】(『古今和歌集』)

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今回は、『古今和歌集』から、「物名(もののな)」という、少し面白い和歌をご紹介します。
「物名(もののな)」とは、一首のうちに、与えられた題を隠し詠んだ歌です。
言葉遊びの要素が強く、知的技巧を凝らしたものが多く作られました。
ルールとしては、題と歌の内容は、直接的に関連をもつ必要はなく、語の清濁(濁音など)の違いも無視することが許されています。
平安前期から中期に流行し、「物名(もののな)」歌合が宮中でも多く行われました。《古今和歌集》《拾遺和歌集》《千載和歌集》には、「物名(もののな)」を集めた、部立(ぶだて)、も設けられています。

取り上げた和歌は
【うぐひす(鶯)】
心から 花の雫(しづく)に そほ(ぼ)ちつつ
 憂(う)く干(ひ)ずとのみ 鳥の鳴くらむ
(四二二 藤原敏行)

【ほととぎす】
来(く)べきほど 時過ぎぬれや 待ちわびて
鳴くなる声の 人をとよむる
(四二三 藤原敏行)

【うつせみ】
浪の打つ 瀬見れば玉ぞ 乱れける
拾はば袖に はかなからむや
(四二四 在原滋春)

【すももの花】
いま幾日(いくか) 春しなければ 鶯(うぐひす)も
ものはながめて 思ふべらなり
(四二八 紀貫之)

【桔梗(きちかう)の花】
秋ちかう 野はなりにけり 白露の 
置ける草葉も 色変はりゆく
(四四○ 紀友則)

【をみなへし】
小倉山 峰たちならし 鳴く鹿の 
経(へ)にけむ秋を 知る人ぞなき
(四三九 紀貫之)

【からころも】
唐衣 着つつなれにし つましあれば
はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ
(羇旅・四一○ 在原業平
#古今和歌集#物名#和歌

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