子どものうつ病は見逃されがち

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00:00 OP
01:49 子どものうつは存在する
03:12 精神疾患はなぜ起きるのか
04:47 子どもは大変
06:35 治療
11:23 本日の宿題

本日は、子どものうつ病は見逃されがち、というテーマでお話しします。

子どものうつ病というのは見逃されがちです。
それは病名をつけたくないというか、うつ病だと言いたくないという僕らのスティグマ(差別、偏見)というようなものがあるのだと思います。
でもやはり別の呼び名をすることで事態がよくわからなくなるということもあるので、うつだよねということを少しずつみんなが認知していって、社会全体が変わっていけばいいなと思ってるので、今回動画にします。

これはひきこもりの問題と僕は似てるんじゃないかなと思っていて。
ひきこもりは病気じゃない、誰でも起きるんだ。
そうと言えばそうなんだけど、そもそも精神疾患も誰にでも起きるものなんです。
結局、病気じゃないんだということを言うことによって、うつ病の治療が遅れたり、統合失調症の治療が遅れたり、発達障害の発見が遅れたりしてしまっているので、それは僕はあんまり良くないんじゃないかなという風に思ってる。

でもこれを言うと、いや、せっかくここまでやってきたのに、ひきこもりのための税制など色々作ってきてるのに、支援などを作ってきてるのに、とか言われてしまうのですけど、でもまあ医師としてというか、科学者としてこういうことは言った方がいいなと思って言ってるという感じです。

◾️子どものうつは存在する

子どものうつというのもやはりあるなと思います。
あるなというか、あるので、そこに対するケアや考え方というのもやったほうがいいんだろうと思います。

それはなぜかというと、少しだけ言うと、僕がYouTubeをやっていく中で、色々な人からそういうコメントをもらうからなんです。
益田裕介が発見したというだけじゃなくて、色々なコメントから、こうなんじゃないですか、というのを、当事者および家族、学校の先生らからもちょこちょこもらったりして、そういうのが自分の中でグルグル回っていて、自分の中でやはりそうだよな、と思って、言った方がいいなと思って言っているという感じです。

ただ教科書に書いてあるんですよ、子ども時代の10%が経験してるよ、と。
うつ状態、いわゆる適応障害も含めてですけど、うつを経験してるよというのは、『Up-to-Date』にも載ってたので、それは当たり前のことなんだろうな、当たり前というか、何となくそらそうだなと思います。
そうだなというか、あまり言われてないだけで日本では。
海外ではわりと普通に、アメリカでは普通に言われてることなのになということです。

◾️精神疾患はなぜ起きるのか

精神疾患というのはどうして起きるのかというと、簡単に言えば、問題があって、日常の中とか人生の中に色々な問題があって、それらが積み重なりストレスや心身の疲労がたまり、その結果、ある種の症状が出るということです。

症状の中にはうつ、不安、心身症(過敏性腸炎や便秘、肩こり、頭痛、起立性調節障害)が起きたり、ヒステリーのようなもの、解離症状みたいなものや色々なものが起きます。

ややこしいんですけど、子どもに何か問題があって、ストレスが溜まれば何か症状が出る、それは当たり前ですよね、大人もそうなんだから。

ややこしいのが、不登校や引きこもりというのもある種の症状だし、生まれ持ったものとして発達障害(ASD、ADHD、LD)、境界性パーソナリティ症、思春期の見捨てられ不安や理想化もそうですけど、この1列の図にはちょっと置きにくいんです。
不登校などは症状に含めてもいいかもしれない。
発達障害は全体の流れのものですからね、境界性も。
だからちょっとシンプルに考えにくいので、グチャグチャしがちですけど、こういうものがあります。

◾️子どもは大変

子どもはやはり大変なんです。
大人も大変なんだけど、やはり子どもは大変だなと思います。
それは家族の問題に巻き込まれたり、学校内での問題に巻き込まれたり、成長それ自体が苦痛だったりします。
また体質、頑丈な子もいればやはり頑丈じゃない子どももいるので、体質によっては苦しんだり、その中で心理葛藤を覚えたり、心理葛藤をしやすい子どももいればしにくい子もいるし。

僕はどちらかというとしやすい子どもだったんです。
すぐ悩んじゃうとか、ウジウジしちゃう方なのでアレですし。
それが今の精神科医という仕事につながってるし、毎日YouTubeやってもネタが尽きないというか。
ネタが尽きないのはなぜかというと、ウジウジしてるからなんですけど、まあ表裏一体ですよね、こういうの。

そういうものがあったり、あとは集団病理みたいなその組織が持ってる狂気みたいなものが悪化してるところもあれば、リーダーがちゃんとしてることで悪化しないというか、ちゃんと保たれてる、健康な集団であることもあるわけです。

集団は健康的な集団もあれば、ほどほどに健康的な集団もあるし、やはり病的な集団もあるので、それは歴史を見ればわかりますよね。
病的な集団の状態だったということもわかるので。

そこの中でやはり弱い人というのは、特に子どもは炭坑のカナリアというか、一番最初に被害を被りやすかったりします。
その結果、ある種の症状が出るということです。
で、うつっぽくなってしまう。
うつっぽくなるので朝起きられない、食欲が落ちる、眠れない、そういうことが起きたりします。

◾️治療

益田は子どもにも薬をガンガン飲ませればいいと思っているんですか、と言われそうですけど、いや、そういうことではないんだよね。

うつ病と診断することイコール薬の開始ではないということなので、別に休養でもいいし、一回学校を時々休むでもいいかもしれないし、リフレッシュ休暇、休息を入れることがいいかもしれないし、必ず薬を飲めというわけではもちろんないです。
カウンセリングという治療法がいいのかもしれないし、色々なケアというか治療法があると思うので。
診断したからすぐ薬、というわけではないのですが、でもこういう見立てはとても大事だなと思います。

大人になってから、やはりうつ病として再発している人、子どもの時もうつだったんだけれども、大人になってから初めて発症したと思っている人もたくさんいるんです。
でも診察していく中で、やはり子ども時代からそういうのはあったよねということがとても多いんです。

大人になってからうつを再発した時に、治療の転機として、全員じゃないですけど、ある種の人たちにとっては子ども時代の傷つきを認めるということが治療を促進させることもあります。
でもみんな経験してるじゃないかとか言うかもしれないけれども、子どもの時に経験したその傷つきというのはやはりあるというか、認めてあげないといけないなと思うんです。

例えばペットロスの問題。
大人になってから考えたらあんなに傷ついたというもんじゃないだろうと思うかもしれないけど、やはり子どもの時の衝撃というのはすごく大きかったり、トラウマ級のものだったりもするんです、人によっては。

転校もそうだし、友達との喧嘩もそうかもしれないし、テストで悪い点を取ったり、親から、何であんたは、と言われちゃうとか。
その程度のことは誰でもあるんじゃないかというレベルのものから、いや、そんなのはないよね、というものまで様々ありますけど。

でも誰にでもあるんじゃないかということなんだけど、すごく傷ついたんだよということを我々精神科医も含めて、大人が認めてあげるというか、みんなで認め合うということがとても大事だなという風に最近は思います。

いや、こんなことで傷ついたなんて恥ずかしくて言えない、と言うんですけど、そんなことはないんです。
誰でもあるかもしれないけど、その人にとってはすごく傷ついたという、それはそういう脳の違いはありますから。
そういうことなんだなと思えると、治療がグッと進むんです。

ペットロスのせいで僕は本当に傷ついたんだけど、それほど傷つかない人もいるけど、僕は傷ついた、と。
そしてそういうやつだから今も苦しんでるんだなという、言ってしまえば、それだけと言えばそれだけなんだけど、でも仕方なかったんだな、と思えるすごく大事なポイントというか、キーだったりするので、見直してもらうといいかなと思います。

治療というのは、案外そういうところに色々な金脈が眠っていたりします。
言ってしまえばそれだけのことなんだけれども、それがすごく意味があるということがあります。
お兄ちゃんよりテストの点が良くなかったことが本当にずっと今も苦しんでいるんだとか、その弟が今はお兄ちゃんより出世してたりしていても、いまだに悩んでることが全然あるんです。

でもそこをちゃんと言語化して認められるかで、治療がかなり違うというのがあります。
好きな子に振られちゃったとか、何でもいいんですけど、そういうことですね。

ということで、今回は子どものうつは見逃されがちというテーマでお話ししました。

◾️本日の宿題

今度の宿題は、子ども時代の傷つき、できるだけありふれたものを皆さん書いてもらって共有していただくと、こういうことも言っていいんだなと思えると思うので、こんなことで傷ついても別にいいんだなとも思えると思うので、皆さんご協力をお願いします。


★動画の文字起こしはこちらのnoteに【全文掲載】されています。
https://note.com/wasemenblog
(文字起こし自体がない動画もあります)

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