為末大学 厚底探求の旅〜バイオメカニクス編 徹底解説 厚底のメカニズム

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2012年に現役を引退した為末さんが久しぶりに陸上競技の現場をみたときに「違和感」を感じたといいます。それは「選手のスパイクが分厚くなってないか?」ということ。箱根駅伝やマラソンのシューズにカーボンが入って分厚くなったことは知ってはいたけど、陸上界全体に「厚底」が広まっていたことに驚いたのだと。いまさら聞けない厚底のこれまでとこれから。厚底探求の旅、第四話はバイオメカニクス編。

「義足で人類はもっと速く走れるようになるはずだ」南アフリカの義足スプリンター、オスカー・ピストリウスの走りをみて、為末さんは確信したといいます。カーボンプレートをいれた厚底シューズと義足に用いられるカーボンブレードは原理として同じはず。そこで為末さんとともにアスリート向け義足を作ってきたエンジニア遠藤謙さんをお迎えして、バイオメカニクス視点で厚底シューズ・スパイクのメカニズムを解き明かしていきます。オスカー・ピストリウスが契約してたのはNIKE。ヴェイパーフライの元ネタは義足なんじゃないか?そういう仮説からはじまっていきます。

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――――今回の参考文献――――
【厚底で怪我が減らないのは何故か】
Juha-Pekka Kulmala, Jukka Kosonen, Jussi Nurminen & Janne Avela, Running in highly cushioned shoes increases leg stiffness and amplifies impact loading, Scientific Reports, volume 8, Article number: 17496, 2018.

【スポーツ義足がアドバンテージを生んでいるか】
G. Brüggemann, A. Arampatzis, F. Emrich, W. Potthast, Biomechanics of double transtibial amputee sprinting using dedicated sprinting prostheses, Sports Technology Volume 1, Issue 4-5, 2008

【筋肉の生理学】
Muscles, Reflexes, and Locomotion, Thomas A. McMahon, Princeton University Press
S. P. Ma and G. I. Zahalak. A distribution-moment model of energetics in skeletal muscle. Journal of Biomechanics, 24:21–35, 1991.

【歩いている時の筋繊維、腱などの挙動】
Masaki Ishikawa, Paavo V. Komi, Michae J. Grey, Vesa Lepola, and Gert-Peter Bruggemann. Muscle-tendon interaction and elastic energy usage in human walking. J Appl Physiol, 99:603–608, 2005.

【ナイキのランニングシューズでランニングエコノミーが平均4%改善した】
Wouter Hoogkame, Shalaya Kipp, Jesse H. Frank, Emily M. Farina, Geng Luo, Rodger Kram, A Comparison of the Energetic Cost of Running in Marathon Racing Shoes, Sports Med (2018) 48:1009–1019

【100g靴が重くなるとランニングエコノミーが1%悪くなる】
Franz JR, Wierzbinski CM and Kram R, Metabolic cost of running barefoot versus shod:Is lighter better? Medicine and Science in Sports
Exercise, 44:1519–1525, 2012

【厚底でシューズ位の怪我について】
男性長距離走選手の厚底シューズ の着用がランニング障害に及ぼす影響, 植山剛裕 ,筒井俊春 ,上久保利直, 後藤晴彦,鳥居 俊, 日本臨床スポーツ医学会誌第30巻第3号

【アディダスの厚底スパイクの特許】
Sole comprising a reinforcing structure, shoe with such a sole, and method for the manufacture of such items
https://patents.google.com/patent/US2...

【ナイキのアルファフライの特許】
Stacked cushioning arrangement for sole structure
https://patents.google.com/patent/US1...
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遠藤謙(えんどうけん)
1978年静岡県生まれ。慶應義塾大学修士課程修了後、渡米。マサチューセッツ工科大学メディアラボバイオメカトロニクスグループにて、人間の身体能力の解析や下腿義足の開発に従事。2012年博士取得。一方、マサチューセッツ工科大学D-labにて講師を勤め、途上国向けの義肢装具に関する講義を担当。現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所アソシエイトリサーチャー。ロボット技術を用いた身体能力の拡張に関する研究に携わる。また、途上国向けの義肢装具の開発、普及を目的としたD-Legの代表、途上国向けものづくりビジネスのワークショップやコンテストを主催するSee-Dの代表も務める。2012年、MITが出版する科学雑誌Technology Reviewが選ぶ35才以下のイノベータ35人(TR35)に選出された。2014年ダボス会議ヤンググローバルリーダー。

為末大(ためすえだい)
1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2024年2月現在)。現在はスポーツ事業を行うほか、アスリートとしての学びをまとめた近著『熟達論:人はいつまでも学び、成長できる』を通じて、人間の熟達について探求する。その他、主な著作は『Winning Alone』『諦める力』など。

Twitter :   / daijapan   ​​​​​​ ( @daijapan )
note : https://note.com/daitamesue
HP : http://www.deportarepartners.tokyo/


出演 為末大 遠藤謙
プロデューサー 西本武司
DPs 荒川あゆみ 宇佐美菜穂

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