Origin Effects DCX Boost (EQ mode) / BOSS BP-1W / fractal audio FM3 / 字幕解説付

Fender American Professional Ⅱ Telecaster →
・A - BP-1W
・B - DCX Boost
→ Fractal FM3 (AmpModel:MESA/Boogie Mark IV Clean)

ともに2023年発売の2台をチェック。

・BP-1W
バイパス音は高音域の劣化がシミュレートされない感じの、相対的にハイ強調タイプ。NATモードでオンにすると低域と高域が少し強調され音量もクっと増して効果テキメン。判りやすいエンハンス効果、一発でキラびやかで太い音になる。REモードではNATより低域が強調されさらに音量もあがる。CEモードはNATより低域と高域の両方が強調され同じく音量もあがる。上面スイッチをVTGにすると高域がカットされマイルドに。この時でもバイパス音は高域強調のままなのは注意。全体的に味付けが濃いブースターなので、アンプで音作りをするなら「このペダルを通した状態」で行う事が肝要。音色変更がスイッチの切り替えなので、連続的な微妙な調整は不可能。上面のスイッチは内部ディップよりはマシだが小さくて扱いづらい。梨地の堅牢ボディに電池駆動可能、メーカー5年保証付きで実売2万円前後だがこれは安いと思う。

・DCX Boost
この動画ではEQモードのみを扱っているが、まず動画冒頭の通り12時設定でオンにしても「全く音が変わらない」。バイパス音もリアル系（3〜5m程度のシールドを通ってほどよくマイルドになった感じ）だから、あなたが作ったアンプセッティングなど全くそのままでこのペダルを追加しても問題ない（ローインピにはなるけど）。この完全フラット状態から歪ませず音量だけ上げる事も下げる事も、音量そのままで歪みを足す事も、低域だけ、または高域だけ足す事も引く事もすべて極めてなめらかに細かく調整できる。正にかゆい所に手が届く便利なペダル。2つのEQつまみが十分機能するので、VOICEつまみはFlatにしっぱなしで普通は十分だと思う。MEDで少し高域が削れ、DRKでさらに削れる仕様。ちなみにDRKへ切り替える事は、BP1Wの上部スイッチをVTGにするのとほぼ同効果。電池駆動不可、他のオリジンE製品同様相変わらず重い筐体。昨今の円安もありBP1Wと比べ3倍近い国内実勢価格は手が出しづらいところ。ただしODモードはもはや別のエフェクターとも言えるものなので、高品質のブースターとODを同時に2個買ったと思えば少しは納得の価格か。

ODモードの動画は以下
   • Origin Effects DCX Boost (OD mode) / ...