七間町「旧市街」は地震に強い

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七間町(静岡市葵区)の映画館「ピカデリー跡地」に計画されている高層ビルの現場に「中高層建築に係るお知らせ」看板が設置されていた。それによると、「静岡七間町地区建築物等整備事業」は、地下1階、地上27階建て、高さ92m、延べ床面積19,909.80㎡の超高層建築物で、再来年2017年3月末を完成予定としている。建築主は「ヨシコン」で、共同住宅部分は総戸数171戸の分譲マンションが計画されている。
また、「基礎工法」の所には「直接基礎」と明記されている。これはどういうことかと言うと、直接基礎は「頑丈な土地に用いる工法」で、軟弱地盤に使われる「杭」が不要ということだ。この七間町、呉服町界隈は、古くから駿府の城下町として栄えた土地なので、基本的に地盤が硬いと言われている。要するに、静岡の中心市街地は「地震に強い街」ということになる。そのような観点からも、中心市街地の中でも「旧市街地」が、今後見直されるきっかけとなることだろう。

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