三之助の笑顔いっぱいとっておきの品川 品川区の「おでかけサービス」

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三之助「今日もご覧いただきましてありがとうございます。噺家の柳家三之助でございます。私、今日は品川区社会福祉協議会の「さわやかサービス」という部署に来ておりまして。こちらはですね、例えばご高齢の方であるとか、子育て中の方、障害のある方の支え合いのお手伝いをしてくれるっていう、そういう部署なんだそうです。ね、そうですね」
関「はい。「さわやかサービス」では様々なサービスを提供しているんですが、今日はその中でも「おでかけサービス」についてご紹介させていただきたいと思います。車椅子をご利用されている方や移動に介助を必要とされる方のための専用の車両を4台持っていますので、その車で送り迎えをさせていただいています」
三之助「そんなわけで、今日はこういうものを用意してもらいましたよ。これ自動車だよね、どう見てもね。これに乗っていこうということですな。だから乗る人が必要ですね。ここに乗せようか。あ、利用会員っていうのが出てきました」
関「利用するには会員としてまず登録していただく必要があります」
三之助「会員は誰でもなれるってことですか」
関「そうですね」
三之助「なるほど。乗るだけじゃねえ、これね」
関「「おでかけサービス」の車両を運転する、運転協力会員さんというのがいます」
三之助「これも会員さんが運転してくれるということで。登録制ということですね」
関「ご家族や付き添いの方がいらっしゃらない利用会員さんの場合には、付き添いの協力会員さんが一緒に行ってくれます」
三之助「なるほど。どのくらいの人数の方が利用されているんですか」
関「現在約90名の利用会員さんが いらっしゃいます。それに対して、運転協力会員さんは30名ほど。運転協力会員さんはまだまだ足りていない状況です」
三之助「この「おでかけサービス」に実際に同行させてもらって、詳しくお話を伺ってみようと思っております」

というわけで、早速出発。
利用会員さんを渋谷区まで お迎えに行きます。

三之助「齋藤さんは今までそういう、言ってしまえば見ず知らずの方と、おしゃべりするなんて機会はあったんですか」
齋藤「あんましないですよね」
三之助「最初は、慣れるまで」
齋藤「そうです。私、もともとおしゃべり好きなんで、ためになるし、乗っていて楽しい話をしながら運転するとね、すぐに着いてしまいますしね」

三之助「でも相手がいることだから、自分がただ運転するのと違ってね、体調管理も、普通に運転するのとは違いますよね。人様を乗せるっていうね」
齋藤「だから、朝に窓口に行くと、必ず最初にドライバーはアルコールチェックをするんですよね。それから書類書き始めて。だから、本当に体調を最上の状態でやらないと、乗っていらっしゃるユーザーさんにも失礼ですしね」
関根「皆さん足腰が弱って、行きたいところに行けないのでこのサービスをご利用されている方が多いんですけど。頭のほうはですね、90代の方とかでも、ものすごくしっかりされている方ばかりで。例えば、道案内とか。それもものすごく的確にやってくださる方もいるんですね。今日はナビゲーターお願いします、とか乗った時にお願いすると、張り切って案内してくださる方もいらっしゃいます」
三之助「いいねぇ・・・あ、着いた?」
齋藤「到着です」
三之助「ちょっとしゃべっているうちに着いちゃうね」

片道およそ40分。
安全運転で、無事に到着しました。

利用会員の新井衣江さんは、「おでかけサービス」を利用して、定期的にこちらのお寺を訪れています。
付き添い会員の関根さんとは、すっかり仲良しとのこと。
どんなお話をしているのか、特別に、帰り道の様子も撮影させていただきました。

新井「さっき後ろに乗られていたんですね」
齋藤「そうです。三之助さんが乗っていました、後ろに」
新井「テレビで見た通りでした。このあいだ土曜日に
ちょっと見てみました」
関根「「花海道」ですか?」
新井「そうそう」
新井「大崎も変わっちゃって」
齋藤「前は、この辺には飲み屋さんがあっただけだったんですよね」
新井「そうですね。あと教習所がありましたよね」
齋藤「教習所は向こうですね」
新井「確かその辺に線路があったと思うんですよ、線路が。斜めに線路が入っていたと思うんですよ」
齋藤「国際教習所のところに線路がありましたよ。昔あそこは明電舎の工場が隣りにあって、引き込み線があったんですよ」
新井「それで線路があったんですか。母と自転車に乗って、危うくそこの溝にはまりそうなことがあったので」
齋藤「明電舎では電車の修理をやっていたんですよ」
新井「はー」
関根「へー」
新井「ここのローソン、なくなっちゃったみたいですね」
関根「え!」

いやぁ、皆さん、和気あいあい。
まるで遠足の帰り道みたいですなぁ。
それでは、そんな楽しいおしゃべりに、三之助師匠も加えていただきましょう。

三之助「今日、車の中盛り上がりました?私帰りは乗ってないからね、一緒にね」
新井「盛り上がりました」
三之助「結構移動されるの。移動しやすくなるから、出ていきやすくなりますよね」
新井「もともと、コロナの前はほとんど家にいなかった」
三之助「もともと好きなのね、出かけるのがね」
新井「はい」
三之助「でもなかなかね、タクシーばっかりってわけにもいかないからね」
新井「 そうですね。結局、私あんまり電車がダメなんですよ、人混みで。めまい起こしたことが何回かあったんで。そんなことがあったので、ついタクシーに乗っていたので。「おでかけサービス」っていうのがあるって聞いた時には、最初は漠然としていましたけど、今考えたら本当にありがたいです。皆さん良い方です。本当に、こないだも桜を…母がちょうど体調悪くなってきた時だったんで、お花見ができなかったんで、って話をしたら、どっちにしても、こっちから帰っても一緒だからって言って、もう散っているけども、こっちの道にして帰れば桜が見えるから、ってそっちへ通ってくださったりとか」
三之助「コースがね、好きなところに行ってくれるんですね」
新井「はい。帰り道、遠回りではないので。両方から帰れる。で、羽田の方へ行った時にも、帰りに、まさか羽田空港があんな近いと思わなかったんです。そしたら、こっちから帰れば早いし、飛行機見て帰りましょうって言ってくださって。もうすごいワクワクでした」
三之助「実際にお世話をしたり、運転する立場から見て、そういう関係というのはどうですか?」
齋藤「やっぱりいいですよね。仕事がしやすいですよね。付き添いの人もちゃんと付いてくれて、安心できる介護の環境というのは、最高ですよね。
ボランティアドライバーのOBの方がいらっしゃって、もう75歳過ぎてらっしゃる方なんだけど。やっぱし経験豊富なので、道のこととか、分からないこと、困ったようなことがあったら、付き添いさんを今やっているから気兼ねなくちょっと話して、なんてそんなふうに言ってもらって。ありがたいなと思って。何カ月かにいっぺん、そういう催しがあった時に聞いてみようかなと思って」
三之助「関根さんも、この人に合っているお世話の仕方みたいなものもあると思うんですけど」
関根「一歩でも歩きたい人とか、いらっしゃって。戻ってでも、ここから私歩きたい、というくらい、歩くことにこだわりを持っていらっしゃる方もいらっしゃるので、そういうところ気をつけて、2回目以降は歩きますか?とか」
三之助「そちらからね、そういうことを言えるものね。これなかなかタクシーはそうはいかない。初めてだし、そこまではやってくれないね。じゃあ、見つけて良かったですね」
新井「はい。助かっています」
三之助「今日はね、本当はまっすぐお家に帰るところをわざわざここへ寄ってもらって、お話を伺いました。本当にありがとうございます。ということは、まだ3人でこれから帰んのね。すぐ近所だもんね。大丈夫?すぐ着いちゃうけど、お話が足りないんじゃないかなって思っていますけれども。今日は本当にありがとうございました」
新井・関根・齋藤「ありがとうございました」
三之助「いかがでしたでしょうか。私もね、今日実際に乗ってみて、ああ良いサービスだなって思ったし、いつかはこういうものにお世話になったり、あるいは自分もできることがあるんじゃないかななんて考えるきっかけになりましたが、皆さんはいかがでしたでしょうか。さて、次回のとっておきの品川どうぞお楽しみに」

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