【秋の叙勲】群馬高専・小島昭名誉教授 「人のため…社会をよりよく」信念貫き今もなお-(22/11/03)

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政府は3日、今年の秋の叙勲受章者を発表しました。

このうち教育・研究の分野で瑞宝小綬章を受章した群馬高専・名誉教授の小島昭さんをご紹介します。

今年の秋の叙勲。社会の様々な分野で功績をあげた人に贈られる旭日章に県内からは14人、公共的な業務に長年従事した人に贈られる瑞宝章に35人、あわせて49人が選ばれました。

群馬高専・名誉教授の小島昭さん79才。教育研究功労で秋の叙勲 瑞宝小綬章を受章しました。

「教育者であり、研究者なんですが、いずれも二流です。でも二流でも、足し算をすればなんとかなるのかなと、ひとりではできない。みんなの応援があったからそれができた。上毛かるたにあるような、力合わせる200万じゃないけどね・・・」(小島名誉教授)

桐生市出身の小島さん。群馬大学工学部で教育者・研究者としての基礎を築きました。ここで出会った恩師が小島さんの進むべき道を示してくれました。

「群馬大学にいた大谷杉郎先生。研究ごっこをするな。論文を書いて終わりではない。世のため人のためになることを。常に実用化を念頭に置いて研究を進めてまいりました。」(小島名誉教授)

恩師の教えを胸に群馬高専で生徒の指導にあたりながら「実用化」を目指した研究に没頭します。そのひとつが「炭」を使った水質浄化システムの構築です。その技術を応用して東日本大震災の復興支援にも取り組みました。

震災によって被災した東北の漁場で「カキ」の養殖支援に乗り出します。炭と鉄などを利用した鉄分供給材を海に設置し「カキ」の成長を促すという取り組みです。

「おいしく。さらに大きく。気仙沼のブランド牡蠣にして、震災復興のお役に立ちたい」(小島名誉教授)


また、ライフワークのひとつが「サイエンスマジック」子どもたちに科学の楽しさを伝える小島さんオリジナルの出前授業です。

「『ここに泉あり』という映画がありました。群馬交響楽団の楽団員が山の小学校をたずねて。トランペット弾かせたり・・・あれがすごくやりたくて、音楽ではなくて、サイエンスで「ここにサイエンスあり」これをやりたいなと思ったんです。」(小島名誉教授)

群響の移動音楽教室をヒントに県内中の子どもたちの元に出向いて好奇心の芽を育て続けています。


今年4月に開校した太田工科専門学校。小島さんはこの学校の初代校長となりました。現在、この学校で学んでいるのはネパールやスリランカなどアジア各国からの留学生20人です。
変化の激しい時代に生きる若い世代に、伝えたいことがあるといいます。

「変化に対応する能力を身につけることも必要ですが、逆に言えば鈍感力。自分らしさを常に一本持って、意志を通すということ」(小島名誉教授)

自らがぶれない信念を貫いてきた小島さん。
「社会をよりよくしたい」その使命感が今も小島さんを突き動かしています。

「学生たちが卒業したあと群馬で働くというのもありますし、私が作った技術で拡大していって、発展していって、卒業生が活躍して世界に広める。教師としての喜びになる。それも夢です。これが夢の実現です。」(小島名誉教授)

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