「痛恨の極み」石破総理が陳謝 衆院選大敗…反省会で辞任要求も 今後の政権運営は?【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2024年11月8日)

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 石破茂総理大臣は、与党で過半数割れの事態となった衆議院選挙を総括する場で「痛恨の極み」と陳謝しました。出席した議員からは、石破総理の辞任要求も飛び出しました。

■“非公認”当選議員も「大反省会」出席

石破総理
「今回の選挙におきまして、多くの我が党の同志の皆様方、議席を失われる結果となりました。誠に痛恨の極みであります。本当に深く反省をし、おわびをしなければならないと考えている次第でございます。誠に申し訳ございません」

 「大反省会」とも言える会合にはおよそ200人の国会議員が出席。自民党から公認を得られず無所属で戦って、当選した萩生田光一氏や平沢勝栄氏の姿もありました。

自民党 西田昌司参院議員
「当初2時間の予定が3時間。それぞれの意見についての、幹事長、総裁としての答弁があったということ」

 出席者から石破総理や森山裕幹事長に対し、厳しい意見が相次ぎました。

■非公認候補支部への2000万円支給

自民党 柴山昌彦元文部科学大臣
「いかに国民世論からかけ離れたものであるかということを、きちんと執行部の皆さんに受け止めをしてもらい、検証をしっかりと行うべきだという趣旨の発言をした」

西田議員
「2000万円問題で一挙に選挙戦の流れが変わって、大きく仲間が落選した。『何でこういうことをしたのだ』と、何人もの方が言っていましたね」

 2000万円を追及する質問が出た時は、静かな会場内から「そうだ」という声が上がったといいます。

■党の意思決定の基準とプロセス

柴山元文科大臣
「意思決定プロセスが場当たり的になっているのではないか」

自民党 小林鷹之元経済安全保障担当大臣
「公認・非公認の問題。また比例の重複がない様々な決定の背景や経緯、また基準について、私を含めて多くの同僚が説明を受けていない状況ですので。この点について、明確な説明を求めた」

出席した閣僚経験者
「非公認や比例重複禁止にしたことについては、二重処分だと党の決定プロセスに問題があるとする意見が、安倍派以外から出ていた」

■予算委員長ポストが野党に

 両院懇談会に先立って行われた与野党の国対委員長会談では、17ある衆議院の常任委員長ポストのうち、およそ半分にあたる8のポストを野党に明け渡すことが決まりました。

自民党 坂本哲志国対委員長
「予算委員長はしっかり野党さんの方でやってくださいと」

 特に重要視される国会論戦の主戦場・予算委員会の委員長ポストも自民党から立憲民主党に渡りました。

 少数与党として臨むことになる来週からの特別国会。難しい舵取りが予想されるなか、意見が相次いだのは…。

■大敗の責任論と今後の党運営

出席した閣僚経験者
「予算委員長だって取られた。全部言いなりでとられて、もう何も先が見えないよ」

小林元経済安全保障担当大臣
「自民党として譲れない一線だとか、ここは守らなければいけないとか、自民党としての政策ごとにあるはずですので。認識・基準を執行部の中で共有をしたうえで、他党との交渉に毅然として当たっていただきたい」

 石破総理に退陣を迫る意見もありました。

自民党 青山繁晴参院議員
「しかるべき時期に総理は辞表を出されるべき。辞意を表明されるべき」

西田議員
「まずは、国民生活を守るための予算編成とかしなければならないけど。来年の参議院選挙に向けて、党体制の刷新と責任の所在、選挙の総括をしっかりやるのが大多数の意見だ」

 黙って腕を組みうなづきながら聞いていたという石破総理は、無言で去っていきました。

 執行部に対する「責任論」が噴き出すなか、会合を終えた森山幹事長はこう述べました。

森山幹事長
「それぞれ貴重なご意見でした。整理をして、今後の党運営に生かしていきたい」

 衆院選の分析と検証については…。

森山幹事長
「できるだけいろんな専門家の意見も聞いて、どこに問題があったのか。我々の政策の訴え方がどうだったのか。今後の選挙のこともありますから、それを生かせる検証をしていく」

(「グッド!モーニング」2024年11月8日放送分より)
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