知の回廊 第60回『志賀直哉 対立から調和への道程』

Описание к видео 知の回廊 第60回『志賀直哉 対立から調和への道程』

監修:渡部芳紀(中央大学文学部)
 
『小説の神様』志賀直哉の文学の軌跡は、対立から調和への道程であった。
 
志賀直哉は、明治16年(1883年)2月20日、銀行員である父、直温と、母、銀の次男として、宮城県石巻に生まれた。3歳より東京の祖父母のもとで育てられ、学習院を経て、東京帝国大学国文科を中退し、友人である武者小路実篤らと、文芸雑誌『白樺』を創刊。もともと作家となることに反対していた父親との対立が悪化し、結婚問題などをきっかけに東京を離れ、大正元年(1912年)、広島県尾道市に移り住み、長編小説『暗夜行路』の前身である『時任謙作』を書き始める。その後、大正6年に父親との和解が成立し、作品『城の崎にて』や『焚火』など、多くの名作を発表し、昭和24年、文化勲章を受章。昭和46年(1971年)10月21日、東京渋谷の自宅にて、88歳で世を去った。
 
志賀直哉は、大正元年の尾道から昭和30年までの間に、主に城崎→松江→京都→鎌倉→赤城→我孫子→京都→奈良→世田谷年新町→熱海大洞台→東京渋谷など、実に20回以上もの転居を繰り返し、各地において、数々の名作を発表していった。
番組では、尾道・赤城・熱海の三つの土地を訪ね、『景色の良い所ばかり好んで住んだ』という、志賀直哉の人生と、文学の軌跡を紹介。
 
(登場人物の肩書きや施設等の名称は番組制作当時のものとなります)
 
2007年度制作
 
  / kairo_pr  

Комментарии

Информация по комментариям в разработке