【音楽ガチ分析】ドビュッシー『亜麻色の髪の乙女』~ ルール完全無視の反逆児、なのにどうして美しい

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作曲家のトイドラが、クロード・ドビュッシー(Claude Debussy)「亜麻色の髪の乙女(La fille aux cheveux de lin)」を分析します。
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☆楽譜の動画→   • 【クラシック分析楽譜】ドビュッシー『亜麻色の髪の乙女』  

〈クロード・ドビュッシー〉
1800年代後半にフランスに生まれた作曲家。
伝統的な和声を破壊し、全く新しい音楽を作り上げた。
フランス印象派の作曲家に数えられる。


〈総評〉

【楽式】
・明瞭な旋律主題を持ち、ソナタ形式的に展開する3部形式。

【拍子・スケール】
・ペンタトニックスケール(陽旋)が任意に用いられる。
 →けっこういきなり出現する。
 →しばしば平行和声を伴う。
・あからさまなペンタトニックでなくても、ペンタトニック的な刺繍
 音などで全体にペンタトニック感を漂わせる。
 →主題断片1もペンタトニック的。

【メロディ・和声】
・メロディに5高が多い。第5音に向かって終始するメロディ(主題断片2)も多い。
 →筋の通った響きになる。
 →9高や11高などもみられる。
・和声は古典音楽を打破しようとしている。
 →曲中の変終止
 →「V-III」「II-IV」「VI-I」「IV-VI」といった3度進行の多用
 →IIm7/V のようなオンコードをD和音として用いる
 →ペンタトニック的な和音の使用
 →弱進行の使用
 →平行和声の使用
 →正規の解決をしない属7和音を感覚的に連用し、偶成和音とする
・調的な構造も古典音楽を打破しようとしている。
 →属調がほぼなく、代わりに+VI調が多用される。
 →展開部冒頭では属和音ではなく下属和音が保続される。

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作曲家のトイドラ → https://tomita-haruki.studio.site/

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