[DIGEST] recital exam / Performed by Moe Kitamura

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2019.06.19
卒業のためのリサイタル試験ダイジェストです。

00:00【VIBRA-ELUFA】- 2003
[ヴィブラ-エルファ]は、Karlheinz Stockhausen [カールハインツ・シュトックハウゼン] (1928 − 2007)による作品。
元々はバセットホーンとフルートのための「LIGHT, ELUFA」(1991年)の「FRIDAY」の最後のシーンであり、この部分をヴィブラフォンのために編曲したものがこの楽曲だ。
2004年8月6日、Sülztalhalleで行われたシュトックハウゼン・コースの第7回コンサートにて、ミヒャエル・パットマンが世界初演を行った。
テンポが絶え間なく変化する最初の9小節は、単声部のみのために書かれている。
次の11小節では、同じく激しい変動を伴うテンポで、異なる音域の二声が鏡のように反行する形で書かれている。そして、短いソロの挿入によってわずかに演出が加わる。
その後、短い間奏を含む9小節が再び短旋律によって奏でられ曲は最後を迎える。
例えば木管楽器の微分音グリッサンドに代わり、ビブラフォンの場合はミキシング・ペダルと多彩なマレット奏法によって独自の音を作り出すことができる。この特徴を持ってVIBRA-ELUFAは独特な世界観と魅力を放っている。

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03:08【Bad Touch】- 2013
[バッドタッチ]は、Casey Cangelosi [ケイシー・カンジェローシ](1982 - )が
Paopun Mu Amuhathamの依頼により
一本のスティックと2つのLEDライト、そして録音音声のために書き下ろした作品。

冥王星は負の波動、つまり[Bad]を宇宙で放射し、それが地球に到達するというアイデアからこの楽曲は生まれました。
この作品のコンセプトは、その[Bad]に触れてしまった[Touch]人々についてである。
楽譜には、リズム譜に加え、
例えば「打ち上げる」「受け止める」「つかむ」などの動作の指示、そしてページの後半には、作曲家自身の写真による動作の詳細な解説が書かれている。作品はストーリーに合わせて、録音音声のみの[A/The Touched]、スティックを使用する[B/The Antenna]と[C/The Mixed Self]、LEDライトで演出を行う[D/The Constellations]の4つのパートに分かれている。
今回は前半部分にあたるD以外のパートを演奏する。

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06:50【Fertility Rites】- 1997
[ファティリティーライツ]は、Christos Hatzis [クリストス・ハツィス](1953 - )による電子伴奏付きのマリンバソロのための作品。
カナダ北部の氷雪地帯に住むイヌイット族による伝統的な歌にインスピレーションを受けて作られた。 この歌とはいわゆる「喉歌」というもので、
息を吸うときと吐くときの両方で喉を共鳴させる特別な技法が使われている。通常人は一度にひとつの音しか出せないが、この技法により一度に最低でもふたつ、時にはそれ以上の音を出すことができるという。
もともとは男性が狩猟をしている間、女性が豊穣の儀式のために歌っていたものだが、ヨーロッパから北米にやってきた入植者やキリスト教の宣教師たちはこれを「悪魔的なもの」とみなし、20世紀初頭に禁止した。1980年に再び歌われるようになり、
現在は女性ふたりが顔を接近させて向かい合い、喉歌を掛け合わせながら、どちらが長く歌い続けられるか競う「カタジャック」と呼ばれるゲームのようなものとして歌われることが多い。
伴奏に使われる電子音楽は、彼自身が現地に赴き現地人の喉歌を録音したものに加え、マリンバ、さらにあらゆる打楽器や電子音を組み合わせ、彼によってあらかじめ作成されています。
ある時は喉歌のみでハーモニーを構築し雰囲気を作り、ある時はソロのマリンバに対するデュエットのパートナーとして役割を果たしている。
3つの楽章は非常に個性的で、それぞれ異なるスキルが要求される。特に第3楽章は高度な技術が要求される。
マリンバの生音と、打ち込みのマリンバ音声とイヌイットの喉歌からなる電子音源を組み合わせている点が革新的な作品だ。

09:38 二楽章
11:23 三楽章
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15:50【Psappha】- 1975
[プサッファ]は、Iannis Xenakis [ヤニス・クセナキス](1922 - 2001)による打楽器のための初めてのソロ作品で、シルビオ・グアルダによって初演された。
プサッファとは古代ギリシャの女流詩人サッフォーにちなんで命名されたものである。
彼はギリシャの全寮制の学校にいた頃、サッフォーに関する本を読み、彼女の詩から感じ取れる音楽性、想像力、言語に衝撃を受けた。
この曲の楽譜と楽器には、クセナキスの他の打楽器曲にはない大きな特徴を持っている。
まず表記について言及する。現在使われている五線譜は使わず、方眼紙の細かいマス目にドットで音が書かれている。このプサファ譜の表記において、第一に小節構造を用いないこと、第二に音価表記をしないこと、の2点が特徴として挙げられる。この記譜法では、西洋音楽の記譜法のように音価、つまり音の長さを示す方法はない。管楽器や弦楽器など、息や弦によって音の持続時間をコントロールできる楽器に比べ、打楽器には音を持続させる機能がなく、実際には打撃音はすぐに減衰するだけである。
したがって、クセナキスは「打楽器の音の持続時間は重要ではない、なぜならそれは常に短いからだ」と述べている。
また、この曲で使用される16の楽器は、膜・木と金属の楽器の音色グループに分けられている。音高と音色の区別は別として、16のそれぞれにどの楽器を割り当てるかは、奏者に委ねられる。
彼が「純粋なリズムの作品」と表現しているように、この作品はシンプルなリズムで構成されており、音色はポリリズムのテクスチャーをより良く表現するためにのみ使用されている。

「調律されていない楽器、新しい音色を持つ楽器を打楽器奏者自身で開発してほしい」

この言葉には、楽器を楽器としてではなく、音を出す物質として扱おうという作曲家としての意図が込められている。楽器の指定がないのは、作曲の過程から楽器の調性や色彩の要求を排除し、リズムの構築に集中しようという意図の表れだと私は思う。



Twitter :   / mektmr_pemar  
note : https://note.com/mektmr_marper

12歳より打楽器、14歳よりマリンバを始める。
神戸山手女子高等学校音楽科を経て同志社女子大学学芸学部音楽学科演奏専攻管弦打楽器コースを卒業
現在Conservatorio della Svizzera italianaにて研鑽を積む
2011年、明石市と無錫市の提携三十周年を機に、音楽交流を目的とした結成された明石市立中学校選抜吹奏楽訪中団の一員に選抜され、中国無錫市への演奏旅行に参加
2017年、びわこミュージックハーベストのオーディションに合格し、公開アカデミー及び演奏会に参加
第10回神戸新人音楽賞コンクール管弦打楽器部門 優秀賞
第18回大阪国際音楽コンクール民族楽器部門 第3位
第3回堺管打楽器コンクール一般の部打楽器部門 第1位、及びヤマハ賞(特別賞)
第21回長江杯国際音楽コンクール大学の部打楽器部門第2位
第34回関西打楽器協会新人演奏会にてYAMAHA賞を受賞し、その際協会の推薦により関西代表として全日本打楽器連盟主催の新人演奏会に出演
第2回東京国際マリンバコンクール第2位およびベスト・インプレッション・アワード
をそれぞれ受賞

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