無節夏/feat.南雲

趣味、嗜好、価値観、生き方、その半分を、過剰な程の自意識で

■Music&Lyrics : Koa -    / koa_ms  
■Vocal : 南雲 -    / nyudogumo0      / @nyudogumo0  
■Piano : Sec: -    / sec__k      / @sec__k  
■Bass : きくらげ -    / cha_z_k  
■Illustration : toutaka yuki -    / rain_snowyuki0  
■Movie : くどう

■歌詞
8月10日、22度、あいも変わらずの快晴だ
機械仕掛けの蝉の声、
なつ？の残したノイズらしい
大げさに日々を駆け抜ける、
決定論に飲まれる気がして
季節を克服したこの時代も、
気づけば古典になるのだろう

ああ僕ら、目に見えたものを信じてしまう
言葉ごときで分かったふりをして

いつだったか、影を纏ってはにかんだ
君が遠く遠く揺らいだ
躊躇いも後悔も透けた気がしたそれがきっと
僕の夏だった

8月20日、水曜日、定期雨天にため息をつく
「水だから雨ってね(笑)」と笑う君は虚ろな目で
無機質な雲を眺めてる、
その目線を僕も自然と追う
輝きも所詮は彼我の相で、
気づけば普遍になるのだろう

ねえ僕ら、この日々すらも忘れてしまうの？
夢も言葉も、明日の期待さえも

薄日射す、それすらも温度はなくて、
ただ今を見送った
いつまでも変わらないものを願った、
それがきっと僕を殺すのだろう

ああ僕ら目に見えぬものを求めてしまう
馬鹿なやつらだ、それはお前もだろう？

くだらない思い出が僕を穿った、
それは君がくれた魔法だろう

変わりゆく、この空もいつかの愛も、
全部僕を追い抜いて
譲れないものも花風が攫った、
君もきっとこの藍に染めた