2020静岡県の中心市街地05・・掛川市

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静岡県の西部に位置し、面積265.69㎢、人口は116,938人(2020.11.30)。戦国時代、掛川城を中心とした城下町が形成され、江戸時代は掛川城の城下町、東海道の宿場町、相良(牧之原市)と信州を結ぶ「塩の道」の拠点として栄えた。明治22年(1889年)の町村制施行で佐野郡掛川町が成立し、1896年には佐野郡と城東郡の合併で発足した小笠郡の管轄となった。昭和29年(1954年)に近隣2村を編入して市制を施行し、昭和63年(1988年)には新幹線掛川駅が開業した。平成以降は、平成5年(1993年)に東名高速道路の掛川インターチェンジが共用開始し、平成17年(2005年)には、小笠郡大東町と大須賀町との合併で新たな掛川市が誕生し、現在の市域となった。
掛川市へのアクセスは、東海道新幹線こだま号で、東京から約1時間40分、名古屋から約1時間。
中心市街地は、JR掛川駅付近から掛川城の南側周辺までのエリア。
江戸時代に描かれた掛川城の絵図を見ると、掛川城を中心に、その東西を武家屋敷、南側には現在の中心市街地である町人地が配置され、1776年にはスウェーデンの医師で植物学者のカール・ペーテル・ツュンベリーが江戸参府随行記で「防備された大きな町、掛川」とこう記している。ここ30数年で、新幹線掛川駅の開業と東名高速掛川インターチェンジの開通に加え、掛川城の天守閣の再建へと続き、産業、観光面でも充実したインフラが整備され、中東遠地域の中核都市に発展した。商店街を歩くと郊外店にはない魅力ある店舗もあったが、シャッターを下ろしている店も目立ち、商環境では郊外型優位という印象は拭えなかった。「中心市街地を守る」という観点から、郊外の大型店を規制するという手を使うことがあるが、掛川市の場合は、それぞれが車で数分で移動できる距離に収まっているので共存共栄を目指すしかない。これからの中心市街地の役割は何のかと考えると、掛川城という観光資源を生かすほかないだろう。しかし、本格的木造天守閣のある掛川城の入場者数が年間12万人に留まっているということから観光に力を入れているとは思えない。また、新幹線の停車駅ということはもちろんのこと、高速道路のインターチェンジから10分足らずでアクセスできる中心市街地は、県内においては掛川市しかない。インフラは整った。これからはソフトでの戦略だ。城下町を体験できる歩いて楽しい体験型観光都市を目指すのはどうだろうか。

【JR掛川駅】02:04
東海道本線と東海道新幹線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員は11,477人(2018年度)で、県西部では浜松駅に次ぐ利用者数を誇る。駅は在来線が2面3線の地上駅、新幹線が2面2線の高架駅で、在来線ホーム北側には天竜浜名湖鉄道の乗り換え口があり、東側にある南北自由通路が北口と南口を結ぶ。北口の駅舎内には、在来線の改札口や切符売り場などの駅施設のほか、JR東海ツアーズ掛川支店が入っている。当駅舎は、昭和8年(1933年)に建てられた貴重な木造駅舎だったが、JR東海は平成20年(2008)年に耐震上の問題から建て替え計画を表明した。その後、「掛川駅木造駅舎を保存・活用する会」が設立され、寄付金が集まり、それにより耐震補強工事をすることになった。構造は鉄骨化されたものの、平成26年(2014年)に当時の外観をそのまま保った状態で共用開始することができた。南口の新幹線高架下には、改札口や切符売り場などの駅施設、観光案内所のほか、駅ナカ商業施設の「アスティ掛川」が入っている。
南口を出ると、駅前広場の東側にタクシー乗り場、西側に一般乗降用スペース、南側には静岡空港行きのバスも乗り入れる路線バス乗り場が配置され、周辺にはビジネスホテルが点在している。表玄関である北口駅前広場の中央にタクシー乗り場と一般乗降用スペース、北側と西側に路線バス乗り場があり、周辺には飲食店のほか、中部電力やNTTの支店、証券、保険会社などのオフィスが集まっている。

【アスティ掛川】04:01
土産物店やグランドキヨスク、カフェ、居酒屋などの飲食店が入っている。

【天竜浜名湖鉄道掛川駅】04:16
天竜浜名湖線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員は932人(2018年度)。駅は1面1線の地上駅で、東海道本線ホームの北側に隣接している。

【天竜浜名湖鉄道】04:38
静岡県や浜松市、掛川市などが出資する第三セクター方式の鉄道会社で、当時の国鉄二俣線を引き継ぎ、昭和62年(1987年)に開業した。路線は全線単線の非電化で、掛川駅を起点に、湖西市の新所原駅までの延長67.7kmを結ぶ。

【掛川グランドホテル】05:52
93室の客室のほか、結婚式場やレストランなどが入るシティホテルで、浜松市に本社を置く呉竹荘グループが運営している。

【we+138kakegawa】06:57
地上12階建て、延床面積14,901㎡の複合ビルで、掛川駅前東街区第1種市街地再開発事業として2015年10月にオープンした。以前この場所には「ユニー掛川駅前店」が営業してたが、平成9年(1997年)に閉店し、同店の跡地とその周辺を含む0.9haの敷地に、総事業費36億2,000万円をかけて完成した。ビルは、北棟と南棟、駐車場棟からなり、商業区画には業務用食品スーパーの「アミカ」のほか、専門店、飲食店などが入り、上層階は総戸数77戸の分譲マンション「ポレスター掛川ステーションレジデンス」となっている。

【旧ジャスコ跡地】07:58
ジャスコ掛川店(1967.2.6〜1994.8.31)が営業していた敷地面積約3,100㎡の土地で、現在は時間貸し駐車場として利用されている。ジャスコ掛川店は、店舗面積6,295㎡の商業施設だったが平成6年(1994年)に閉店し、平成14年(2002年)にその土地を掛川市土地開発公社が5億1,400万円で取得した。当初は再開発拠点とする予定だったが、事業計画がまとまらなかった為、2018年に民間企業に条件つきで売却するという公募型民間開発方式に方針転換した。中心市街地の賑わい創出、多くの人が利用できること、マンションなどの集合住宅は不可、売却から3年以内の施設整備完了などを条件として公募した結果、2019年2月に掛川信用金庫(現:島田掛川信用金庫)へ4億3,000万円で売却されることになった。計画では、地上5階建て、延床面積は5,153.79㎡で、金融店舗のほか、事務所、レストラン、児童厚生施設、多目的ホール、展望ホールなどが入る複合ビルと、147台収容の立体駐車場を2022年3月にオープンするという予定。

【駅前商店街】09:35
南北約250m続く商店街で、居酒屋やラーメン店、蕎麦屋など主に飲食店が集まっている。

【中町商店街】10:18
東西約230m続く片側式アーケードが設置された商店街で、日用品を扱う店舗など約40店が集まるほか、商店街利用者用の駐車場もあった。

【連雀商店街】10:43
東西190m続く片側式アーケードが設置された商店街で、各種専門店のほか、「掛川本陣通り」や再開発ビルの「みらいふ掛川」がある。

【掛川本陣通り】11:06
2013年8月にオープンした屋台村で、居酒屋などの飲食店が集まっている。かつてこの場所には、江戸時代に公家や大名などが宿泊した東海道掛川宿の本陣があった。

【旧東海道七曲り】11:30
掛川を通る旧東海道の東側には、城下に敵の侵入を防ぐ為に、街道を折れ曲げる「七曲り」と呼ばれる構造となっていて、現在もその当時のルートを辿ることができる。

【城下町風街並み】12:05
南北約130m続く街路に、飲食店やクリニックのほか、レストラン、地場産品や土産物店などが入る観光物産センターがある。

【掛川城大手門】12:30
平成7年(1995年)に復元された門で、道路と家屋に支障をきたすなど止むを得ない事情から、当時の位置より50m北側に復元された。また、大手門の内側にあった番所は、安政の東海大地震で損壊したが、その後再建された現存する幕末期の建物で、大手門の復元に伴い現在の場所に移築された。

【大手門通り】13:15
南北約140m続く街路で、城下町風の景観となっている。

【掛川商工会議所】13:28

【掛川城】13:46
室町時代の文明年間(1469〜86年)に駿河の守護大名の今川氏の重臣「朝比奈泰凞」が築いた平山城で、当時は現在の場所から500m東側にあったが、その後、今川氏の勢力拡大に伴い手狭となり現在の地に移された。天正18年(1590年)に城主となった山内一豊は城郭を拡張し、掛川城では初めてとなる天守閣をつくった。江戸時代以降は多くの譜代大名が城主を務め、将軍の上洛の時には宿泊所としての役割を果たした。幕末には安政の東海大地震で天守閣など大半が損壊し、二の丸御殿は再建されたが、明治2年(1869年)に廃城となった。二の丸御殿は、女学校、役場、市役所、農協、消防署などにも使用されたこともあったが、二条城と並ぶ現存する希少な城郭御殿として、昭和55年(1980年)に国の重要文化財に指定された。近年では、平成6年(1994年)に市民の寄付などから全国初の木造天守閣が復元され、平成18年(2006年)に日本100名城に選定された。2018年度の掛川城の天守閣と御殿の入場者数は123,125人で、ここ数年では11万人から14万人で推移している。

【大日本報徳社】15:35
二宮尊徳の「報徳の教え」を広めるための組織で、その思想は、渋沢栄一や豊田佐吉、松下幸之助などの経済人にも影響を与えた。明治36年(1903年)に建てられた大講堂は、平成21年(2009年)に国の重要文化財に指定された。

【掛川ステンドグラス美術館】16:10
市内の医師が長年収集していた約70点のステンドグラスを市に寄贈したことを契機に、平成27年(2015年)にオープンした。

【掛川市立中央図書館】16:27

【静岡地方裁判所掛川支部】16:48

【静岡地方法務局掛川支部】16:53

【島田掛川信用金庫本部】16:58
島田掛川信用金庫は、西は磐田市から東は静岡市までを営業エリアとする信用金庫で、令和元年(2019年)6月に、掛川信用金庫と島田信用金庫が合併して発足した。旧掛川信用金庫は、二宮尊徳の弟子である岡田良一郎が創業した日本で一番古い歴史を持つ信用金庫としても知られている。

【掛川市役所】17:30
本庁舎は、地下1階、地上6階建て、延床面積16,135.58㎡の庁舎で、平成8年(1996年)に掛川城の南側に位置する三の丸跡地からの移転に伴い現在の場所に建設された。開放感あるガラス張りの吹き抜けの構造となっていて、6階の展望ロビーからは市街地を一望することができる。

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