あの夏へ　　千と千尋の神隠しより　　　エレクトーン

新年度が始まり、フレッシュな顔ぶれでの仕事が始まりました。猛烈に忙しかった日々が今後ちょっと楽になってきそうです。そんな今日、少しだけ早く帰ってこれたので、エレクトーンに向かい平日ですが録音してみました。スタジオジブリセレクション2最後の曲は、先日に引き続き「千と千尋の神隠し」より「あの夏へ」。この曲が最後になったのは、何を隠そうこの曲集の中で一番難しいから。

前半部分は、とてもよく聴いたことのある旋律でそんなに難しくもないのですが、後半に雰囲気が変わって「何これ？」って感じになります。こんなフレーズありましたっけ？その後半部分が5級用にしてはかなり難しいです。

とにかくイントロが重要。聴いて下さる方の心をグッとつかむためにはここのピアノの弾き方を大事にしないといけなくて。曲の解説には「mpと表記されていますが、エクスプレッションペダルはMAXのままイニシャルタッチでmpの演奏を心がけてください」とあります。すいません、MAXにしなかったです。イニシャルタッチでガツーンと響かせないように、でも消え入るほどでもなく、その加減が難しかったです。その後も特にピアノの音の出し方に気を付けました。

後半に曲調が変わってからは、右手と左手で掛け合いのようなフレーズがあり、譜面は終始4分の4拍子で書かれていますが一部で3拍子のような部分が混ざるなど、拍子も取りにくく難しいです。譜面をパッと見た時にこの曲はパスって思ってしまいましたが、食わず嫌いもいけないので何とか集中して練習し弾けるようになりました。録音するのに超失敗して何度もやり直しましたけど。

曲の終わりが独特ですね。勢いよく元気に終わるわけでもなく、消え入るように静かに終わるわけでもなく。大きく膨らんでそのまま消える。不思議な余韻の残る曲。

1ヵ月ちょっとかかりましたが、なんとかこの曲集を弾き終えることができホッとしてます。ジブリにはまだまだ素敵な曲が沢山あると思うので、第3弾が出てくれたら嬉しいなぁ。無理かな。

STAGEA　5級　ポピュラー・シリーズ vol.107　「スタジオジブリセレクション2」より。2018/4/5録音。