大阪・ミナミ【味園ビル探索！】ディープな大阪の魅力がぎっしり…でも2階のバーは年内で営業終了

関西では年配の方には馴染みのある人も多い、大阪・ミナミの「味園ビル」。
2階にあるバーが2024年で営業終了するということで、日経新聞キャップの石川さんとテレビ大阪の上原アナウンサーが取材に行きました。

ビルは昔はキャバレーが営業されていたことから天井が抜けており、一部の階に傾斜がある構造。
訪れたバー「フィメール・フィメール・メール」のマスター坂本さんは、この店を15年経営しており、ビルの変遷について話しました。バブル崩壊後はスナック街となり、その後は「裏なんば」ブームでバーが増えましたが、2024年5月に契約更新しないと連絡があり、閉店が決まったそうです。

坂本さんの案内でビル内を回ると、ファミコンバーや音楽とウィスキーを楽しめるバーなど、個性的な店が多く、外国人客も多く訪れていました。コージさんと裕子さんが経営するバーでは、外国人客をギター演奏でもてなしており、国境を越えた交友がはぐくまれていました。この店が年末で閉店することに対して悲しみの声を上げました。しかし、別の場所で再開する予定があり、再訪を約束する場面もありました。

味園ビルの営業終了により、店が散らばることになるが、新しい場所でもナイトタイムエコノミーを牽引する店として再開してほしいと希望を持つ人は多くいます。
大阪の観光の課題として夜の観光資源が挙げられており、ナイトタイムエコノミーを活性化させることが重要です。大阪でも夜の遊びスポットを増やす動きがあり、このほどオープンした難波の相撲ショーもナイトタイムエコノミーを意識した設定で、英語の説明や高価なお弁当も提供されています。観光客の滞在日数が増えることで消費が伸び、経済に貢献するという流れです。

味園ビルが持つような、ディープな大阪の魅力を発信し続けられることが期待されています。

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