カチューシャ[ドイツ語版](Katjuscha)【和訳カタカナ付き】(東ドイツ)

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モインモイン!
今回はみんな大好きカチューシャです。

<曲について>
=作曲から第二次世界大戦=
1938年に当時のソヴィエト連邦で作曲されました。もともとは単純にカチューシャの愛について語った曲でしたが、その後歌詞が追加され、国境警備にいった恋人を待つというような内容になりました。第二次世界大戦中は反ファシズムの音楽として盛んに歌われました。イタリアにおいてはパルチザンのテーマソングとしても歌われた経緯があります。第二次世界大戦の時点で、既にこの曲はヨーロッパ中で歌われていたようです。

=冷戦時代=
戦争が終わると、東側諸国を中心に様々な言語に訳され、歌い継がれることとなります。1946〜49年まで続いたギリシア内戦では、EAM(ギリシア民主軍)の歌として盛んに歌われました。
東ドイツにおいては1949年にドイツ語版の歌詞がアレクサンダー・オットによって付けられ、東ドイツの政治思想に関係する音楽を歌っていたオクトーバークルブやDDRラジオ放送局(東ドイツ国営ラジオ放送)の青年合唱団によって歌われました。先日アップしたEs war in den Tagen des Augustでも書きましたが、1960年代に入ると東西ドイツの国境は緊張状況にあったことから、この歌詞が自分のことのように感じられる人々もいたかもしれません。
また、東側諸国の歌謡曲としては珍しいことと思いますが、この曲に関しては東側諸国にとどまらず、アメリカでジャズ音楽に編曲されて歌われたほか、西ヨーロッパにおいても歌われました。さらに驚くべきことに、冷戦真っ只中1970年前後の西ドイツでもこの曲は歌われていました。歌ったのは歌手Dalidaで、曲名はカチューシャではなく「ぺトリューシュカ」でした。YouTubeにも動画がアップされていますが、カチューシャでは検索結果に表示されません。ペトルーシュカも動画を作りましたのでご覧ください    • ペトルーシュカ[カチューシャ西ドイツ版]Petruschka【和訳カタカナ...  
なお日本でもうたごえ喫茶を中心に広まり、今日でも有名な曲であるのは周知のとおりです。

=ドイツ語版のカチューシャについて=
なおドイツ語版もいくつかのバージョンがあり、今回採用した音源では
durch die Wiesen kam hurtig Katjuscha(カチューシャは草原を駆け抜けて来た)
となっていますが、
durch die Wiesen ging hurtig Katjuscha(カチューシャは草原を駆け抜けて行った)
がオリジナルのようです。

<訳について>
・Licht
ただ光という意味ですが、雅語として太陽という意味があるのでそれを採用しました。

・eile fort < forteilen
直ちに立ち去る、という意味です。歌が遠くに届くものと解釈しました。

・Er soll liebend ihrer stets gedenken
sollは英語でいうところのshouldですが、ここで「〜すべき」と訳すのは奇妙です。
sollは誰かの意思に基づくこと、また転じて発言者の判断を留保する意味があることから、
やや意訳ではありますが、「〜だろう」と訳しました。
発言者の判断の留保というのは「〜という噂である」(若干疑わしい)という意味が含まれるので、ちょっと正しくないかもしれません。どなたか教えてください。

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