【うつ病】うつ病と不眠症の関係5つ【精神科医が9分で説明】不眠症|うつ|睡眠障害

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0:00 (1)はじめに
0:20 (2)うつ病と不眠症
2:41 (3)うつ病と不眠症の関係5つ
2:49 ①合併しやすい
3:45 ②うつ病で不眠になる
4:40 ③不眠でうつ病が悪化する
5:53 ④不眠の改善でうつ病も改善
6:59 ⑤うつ病改善で不眠も改善
8:05 (4)まとめ

うつ病と不眠症はともによく知られる精神疾患です。一見違う精神疾患ですが、発症や改善も含め、この両者には深い関係があります。

「うつ病と不眠症の関係5つ」について、精神科医が9分で説明しています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)

こころ診療所吉祥寺駅前 https://kokoro-kichijoji.com
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(1)はじめに

うつ病と不眠症は、精神科医療の現場で頻繁に相談を受ける精神疾患です。これらは別個の疾患ですが、実際には様々な面で深い関係があります。本記事では、うつ病と不眠症の関係について5つの重要なポイントを解説します。

(2)うつ病と不眠症

まず、うつ病と不眠症についての基本的な理解から始めましょう。

うつ病は、落ち込みなどのうつ症状が続く脳の不調です。主に脳内物質セロトニンの不足が背景とされ、休養、薬物療法、精神療法が治療の3本柱です。

うつ病の主な症状は以下の通りです:
こころの症状:落ち込み、不安、意欲低下、集中力低下
からだの症状:食欲低下、疲れやすさ、吐き気、めまいなどの自律神経症状
行動の変化:人を避ける、声が小さくなるなど

うつ病の主な治療法は次の3つです:
1. 休養:ストレスから離れ、頭を休ませる(働いている方は休職することも)
2. 薬物療法:主に抗うつ薬SSRIを使用し、必要に応じて補助薬を併用
3. 精神療法:ストレス対処法の見直しや福祉的支援の活用

一方、不眠症は様々な原因や背景で発生する睡眠障害です。4つのタイプ(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害)に分類されます。治療は、まず薬以外の対策(睡眠衛生や生活習慣の見直し)を試み、次に依存性の低い睡眠薬、最後に一般的な睡眠薬(ベンゾジアゼピン系)を使用します。

(3)うつ病と不眠症の関係5つ

①合併しやすい

うつ病と不眠症は高い確率で合併します。これは両疾患がストレスなど共通の背景要因を持つためです。うつ病患者の多くが何らかの不眠症状を抱え、逆に不眠症患者の中にもうつ病を合併しているケースが少なくありません。特に強いストレス下では、両方の症状が同時に現れやすくなります。

②うつ病で不眠になる

うつ病の症状の一つとして不眠が現れることがあります。その主な原因は以下の通りです:
夜に否定的な考えを繰り返す「反すう思考」
持続する緊張によるリラックスの困難
日中の活動量低下による生活リズムの乱れ

③不眠でうつ病が悪化する

不眠が続くと、うつ病が急速に悪化する可能性があります。特に数日以上不眠が続く場合は注意が必要です。不眠によるうつ病悪化の背景には以下の要因があります:
休養が取れなくなる
日中の眠気による生活リズムの乱れ
日中の無理な活動による緊張の悪化

④不眠の改善でうつ病も改善

うつ病治療では、まず睡眠状態の改善を図ることが多いです。これは、睡眠改善が悪循環を断ち切り、うつ病の症状緩和にもつながるためです。抗うつ薬の効果が現れるまでには時間がかかるため、まず睡眠薬で睡眠と休養を確保し、その上で抗うつ薬の効果を待つという治療戦略がとられることがあります。

⑤うつ病改善で不眠も改善

うつ病が改善すると、結果として不眠も改善することが多いです。うつ病の様々な症状が不眠の原因となっているため、抗うつ薬や休養でうつ病が改善すると、不眠をもたらす要因も減少します。これにより、睡眠薬の必要性も低下していきます。

ただし、うつ病改善後の睡眠薬の扱いには注意が必要です。理想的には睡眠薬を減量し中止することが望ましいですが、慎重に進める必要があります。現実的には、うつ病改善後に薬以外の睡眠対策を充実させ、それが軌道に乗ってから睡眠薬を減らしていくアプローチが効果的です。

(4)まとめ

うつ病と不眠症は密接に関連する精神疾患です。両者の関係は以下の5点にまとめられます:

1. 合併しやすい
2. うつ病で不眠になる
3. 不眠でうつ病が悪化する
4. 不眠の改善でうつ病も改善
5. うつ病改善で不眠も改善

不眠は休養の妨げとなり、うつ病の悪化につながる可能性があるため、うつ病治療の初期段階では睡眠への介入が重要視されます。睡眠薬の即効性を活用しつつ、長期的にはうつ病の根本的な治療と睡眠衛生の改善を目指すことが、効果的な治療アプローチとなります。

こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
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【監修者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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