自律神経失調症の治し方5つ【背景のうつ病や適応障害への対策等、精神科医が8分で説明】

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0:05 (1)はじめに
0:29(2)自律神経失調症と治療の方向性
2:06(3)自律神経失調症の治し方5つ
2:15 ①ストレスを減らす
3:04 ②休養の確保
4:11 ③リラックスを図る
5:01 ④考えのくせの調整
6:31 ⑤背景の精神疾患の治療
7:31 (4)まとめ

自律神経失調症は検査で異常が出ない様々な体の不調の持続で、多くは緊張やうつ病・適応障害等が背景にあります。自律神経自体への薬はないため、背景の緊張や精神疾患の治療から、二次的に改善を図ります。
「自律神経失調症の治し方5つ」につき、精神科医が要点を約8分の動画にまとめています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)

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↓↓内容の詳細は下記になります。

(1)はじめに
今回は、「自律神経失調症の治し方5つ」を見ていきたいと思います。よろしくお願いします
。検査では異常がないのに、さまざまな体の不調が続く「自律神経失調症」。
内科的な薬も効きにくいこの「自律神経失調症」ですが、ではどう治していったらいいでしょうか。
今回は「自律神経失調症の治し方5つ」を見ていきます。

(2)自律神経失調症と治療の方向性
自律神経失調症は心がからむ体の不調のため、心の面に働きかけるのがポイントです。
<自律神経失調症とは>
自律神経失調症は、体を整える「自律神経」がバランスを失う不調です。
体のさまざまなところに症状が出ますが、検査では異常は出ません。
多くはうつ病や適応障害がその背景にあるとされます。
<自律神経失調症の症状>
自律神経失調症は、人によってさまざまな体の場所にさまざまな症状が出ます。
人によっては「めまい」が、人によっては「頭痛」が目立ちます。
動悸や吐き気が目立つ人もいます。
そして、息苦しさであったり、体のしびれが目立つ方もいます。
<自律神経失調症の特徴>
まず「症状がストレスと連動しやすい」です。
また、症状の場所や症状の種類が「変化しやすい」です。
そして検査では異常がなく、内科的な薬もなかなか効きにくいです。
<参考:うつ病や適応障害の体の症状(自律神経症状)>
うつ病・適応障害では、しばしば心の症状以外に「体の症状」も出ます。
これは「自律神経症状」とも言われ、さまざまな場所にさまざまな症状が出ます。
これは実際にはほぼ「自律神経失調症」と同じ症状です。
<自律神経失調症の治療>
実際、「自律神経自体」に効く薬や治療はありません。
なのでアプローチとしては、まず背景にある「緊張を和らげるアプローチ」があります。
もしくは「もとにあるうつ病等の精神疾患の治療でのアプローチ」があります。

(3)自律神経失調症の治し方5つ
「緊張と精神面にアプローチする」のがポイントです。
①ストレスを減らす
ストレス由来の緊張や不調を減らします。
<ストレスを減らす>
強いストレスが緊張や精神不調の背景にあり、自律神経失調症につながります。
そのため、ストレスを減らすことで、この両者の改善を図っていきます。
ストレス対策は入り組んでいるため、できるところから徐々に行っていくのがポイントです。
<具体的な減らし方>
1)ストレスをためない
このために環境調整や、何か言われても真に受けないことや、自己主張「アサーション」を身に着ける等があります。
2)ストレスを発散する
自分に合ったストレス発散法を見つけたり、休養方法をいろいろ模索することがあります。
3)耐性をつける
自分の状態を把握する「マインドフルネス」や「自分軸」を持つこと、及び土台の「体調管理」等があります。
②休養の確保
「疲労による緊張と不調を減らす」ことです。
<休養の確保>
疲労がたまってきますと、これが緊張や精神疾患、自律神経失調症につながってきます。
そのため、休養を確保して疲労を減らすことで改善を図っていきます。
ここで休養の量以外に「質も大事」というところがあります。
<休養の質の改善>
まずは「より効率よく休む」同じ時間でも、効率よく休みます。
あとは「頭を休ませる」頭を休ませないで考え事をしてしまうとあまり休養になりません。
もう一つが「アクティブレスト」頭を休まつつも体を動かすタイプの休養もあります。
<具体的な対策>
1)環境調整
休める時間や生活リズムをしっかり確保するための環境調整をします。
2)休養の量の確保
睡眠時間の確保や、頭を休ませる時間の確保などがあります。
3)休養の質の確保
考えすぎないことや、自分に合った休養法の確立などがあります。
③リラックスを図る
「緊張の逆はリラックス」です。
<リラックスを図る>
緊張が続くとそれで自律神経の不調が出て、精神不調にもつながってしまいます。
その逆の「リラックス」を図ることで、改善を図っていきます。
しばしば無意識では困難なので、「意識的にリラックスを図る」のがポイントです。
<具体的な対策>
まずは「深呼吸」、緊張すると呼吸が浅くるため、その逆「呼吸をゆっくりする」事からリラックスを図ります。
次に「体の状態を整える」、軽い運動やストレッチ等から体を整え、心のリラックスにもつなげます。
そして「自分に合った気分転換」人と話す、一人の時間を作る、趣味をするなど、自分に合った方法を取ります。
④考えのくせの調整
「自分で自分を追い詰めない」ことが大事です。
<考えのくせの調整>
自律神経にも、自分を追い詰めるような「考えのくせ」が影響することがあります。
そのくせを見直すことで改善を図っていきます。
ただ前提に、自分の「考えのくせ」を知ることがあります。
<考えと緊張の関係>
何か出来事があった時に、それをどう考えるかが大事です。
「どう考えるか」で感情が動き、感情や考え自体からも緊張につながります。
なので「考えのくせ」は強いほど緊張にも影響が強くなります。
<考えのくせの例>
まずは「過度の自責」自分に責任がない事でも自分を責めすぎてしまうことです。
次に「先読みの心配」物事の先を見過ぎて、心配や不安・緊張が強くなってしまいます。
そして「全か無か思考(完璧主義)」、完全でないともう駄目だと自分を追いつめる考えのくせです。
<具体的な対策>
まずは「自分の考えのくせが何か」を振り返っていきます。
その上で何か悪影響ありそうな考えがあれば、それを意識的に修正していきます。
ただし、意識的に修正するだけでは一部くせが残る場合があります。
その場合は、より専門的に、理詰めでの反論や別の視点などで取り組んでいきます。
⑤背景の精神疾患の治療
「メンタル不調と自律神経」は連動します。
<背景の精神疾患の治療>
多くはうつ病・適応障害などが背景での「自律神経失調症」です。
その場合、元のうつ病等をしっかり治療すれば、二次的に自律神経の症状も改善します。
病気の種類により対策は一部違います。
<うつ病が背景の時の対策の要点>
うつ病の場合は休養の確保を重視します。
そしてうつ病の場合は「抗うつ薬」を使います。
そして、時間をかけつつ、徐々に改善を図っていきます。
<適応障害が背景の時の対策の要点>
適応障害の時はストレス対策を重視していきます。
そして可能な範囲での「環境調整」環境を変えて、ストレスを減らすことを重視します。
その上で必要時は、考え方やストレスの対策の方法にも介入していきます。

(4)まとめ
今回は「自律神経失調症の治し方5つ」を見てきました。
自律神経失調症は検査で異常が出ないさまざまな体の不調です。
緊張やうつ病などが背景にあり、以下5つのアプローチを主に行っていきます。
①ストレスを減らす
②休養の確保
③リラックスを図る
④考えのくせの調整
⑤背景の精神疾患の治療
自律神経自体への治療はないため、その周辺に介入していき、二次的に自律神経失調症の改善を図っていきます。

こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
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【解説者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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