三之助 五反田から世界へ! ワタナベボクシングジム ※ジムは区内で移転しました

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三之助師匠   「皆さんこんにちは。噺家の柳家三之助です。良い季節になりまして、『スポーツの秋』なんて言いますがね、我々噺家は不健康そうに見えるんですけど、やっぱり体力勝負でございますから、日頃からなるべく体を動かすようにはしてるんでございますけれどもね・・・あれ?あそこにも何かやってる人がいますね」



三之助師匠    「どうもこんにちは。ずいぶん良い形でパンチが決まってますけども、ボクサーの方ですか?」



渡辺会長    「昔、ボクシングやってて、いま五反田でボクシングジムをやってます」



三之助師匠    「じゃ、その会長さんでらっしゃる」



渡辺会長   「一応ですね、そういう風に見えないかもしれないんですけど」



三之助師匠   「大勢選手の方もいらっしゃって」



渡辺会長    「そうですね、うちは世界チャンピオン二人つくったんで」



三之助師匠    「あらっ、育ての親だ」



渡辺会長   「育てるのはトレーナーが育ててますから、トレーナーに上手いこと言ってね、育ててもらってます」



三之助師匠  「なるほど。チャンピオンて言葉には憧れありますからね、今日はいろいろと話を聞かせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします」



渡辺会長   「こちらこそ、よろしくお願いします」



ナレーション   「JR五反田駅のすぐそばにある、『ワタナベボクシングジム』熱心で温かい指導をモットーとするワタナベボクシングジムでは、現在、プロ・アマ合わせて300人以上の練習生が日々、汗を流しています。日本のボクシング史に残る名選手を数多く生みだしてきた名門ジムが、本日の舞台。それでは、試合開始」



三之助師匠  「五反田駅前にやってまいりまして、さっそくワタナベジム御案内いただきたいと思います」



渡辺会長   「そうですね、これから案内いたします。ところでここがですね、実は31年前、ワタナベジムがスタートしたとこなんですよ」


三之助師匠   「今とは別の場所から始められたんですね」



渡辺会長   「このトラヤビル3階でボクシングジムをスタートしました」


三之助師匠  「会長の品川のボクシング人生はここから始まったわけですね」



渡辺会長   「私のボクシング人生の発祥の地です」



ナレーション   「ワタナベボクシングジム会長の渡辺均(ひとし)さんは、栃木県今市市の
お生まれ。高校卒業後はプロボクサーとして活躍、日本ミドル級3位までランクをあげるも、24歳の時に、ボクサーとしての才能に見切りをつけ引退。昭和56年、五反田の地にワタナベボクシングジムを開設しました」



渡辺会長   「自分がボクシングジムをやるって決めた時に、やっぱり人間の能力の容量っていうのは決まっていると思ってたんです。麻雀をやったり、たまにはプロ野球を見たり、テレビの娯楽を見たり映画を見たり旅行に行ったり。もう一切をシャットアウトして、ボクシングマガジンとかそういうものに集中して、俺はボクシングしか考えないって自分に言い聞かせて、スタートしましたね。ボクサーとしての素質は無いけど、育てるのは絶対自信あるぞと思いましたから。その自信の裏付けになるのが、やっぱり人より努力しなくちゃいけないですよね。見えないところでもやらなくちゃいけない。そうするとおのずと、他の事をやっていられなくなる」



ナレーション   「そんな会長の執念が実り、ワタナベボクシングジムからは、男女ともに
世界チャンピオンが誕生致しました」



三之助師匠   「この番組にとうとう世界チャンピオンの登場でございます。ご紹介いたします、WBA世界スーパーフェザー級チャンピオンでございます。内山高志さんです。ありがとうございます今日は」


内山選手   「よろしくお願いします」



ナレーション   「ノックアウト・ダイナマイトの異名を持つチャンピオン、内山高志。爆発的なパンチ力で、KOの山を積み重ね、7月には5度目の防衛に成功しました。もちろん、品川区民です」



三之助師匠   「世界チャンピオンになるってことは凄いことだと僕はもちろん思うんですけど、それを守っていく方のが辛いんじゃないかなと、厳しいんじゃないかなと思うんですけど、どうですか?」


内山選手   「よく言われるんですけど、練習毎日やったりだとか、あんなキツイ練習よく出来るなとか、それは別に自分としては負けたくないからやる訳であって、もちろん勝ちたいから練習するわけであって、面倒くさいとかキツイと思ったことが無いんですよ。自然とそうなるんですよね。たぶんそんなに勝利に貪欲でない人間とかは練習ちょくちょく休んだりとかしてますし、それはそれでいいんじゃないかと思いますけども」



三之助師匠   「とにかく勝ちたい一心というのが突き動かすわけですね」



内山師匠   「そうですね。本当、負けたくないからやるっていう。それだけですね」



三之助師匠   「なるほど。これだけ試合、練習積んでると、何か怪我したりするんじゃないかと思うんですよね」



内山選手   「そうですね、怪我はつきものなんで。一番大変だった時っていうのは、3回目の防衛戦の時ですね。一か月に脱臼してしまいまして」


三之助師匠   「手をですか?」



内山選手   「手をですね。一ヶ月間試合まで使わないで、左だけで練習してたんですよ。試合の時になったら大丈夫かなと思って。で、試合の日のウォーミングアップで、試合前30分前ですよ、一か月ぶりの右ストレートをトレーナーのミット目がけておもいっきり打ったら、その瞬間にまた骨がバキッと外れた感じがしまして。その時は大丈夫だったんですけど、試合始まって、一発目に相手の頭に当たった時に、もうとてもじゃない痛みというか、握れなくなってしまいまして」



三之助師匠   「そうなんですか・・・」



内山選手   「そこから左だけで何とか試合して、相手の目が腫れて8ラウンド目に相手が棄権という形で勝ったんですけども」



三之助師匠   「そんなことを乗り越えないとチャンピオンで居続けることってのは難しいんですね」



内山選手   「そうですね、それはただ本当に絶対負けたくないっていう一心だったんで、もうどうにかしてどうにかして判定まで粘ろうとかそういうこと考えてたんで、それが思いのほか上手く戦えたなと」



内山選手   「僕もボクシング始めて、最初は負けてばかりでなかなか結果がでませんでしたけど、ボクシングやって18年かけてやっと世界チャンピオンになれました。努力すれば全員が夢が叶うとは難しいですけど、努力しなければ絶対に夢は叶わないと思うんですよ。なので皆ぜひ努力して頑張ってほしいと思います」



三之助師匠  「続きましては、前WBC女子世界ライトフライ級王者でいらっしゃいます富樫直美さんでございます。何か、とてもそういう方には見えないんですけど、ほんとですか?」



富樫選手   「はい、そうです・・・はい(チャンピオンベルトを取り出す)」



三之助師匠   「あっそうか、ベルト。凄いですねぇ」


ナレーション   「日本で最初の女子世界チャンピオン、富樫直美さん。今年9月に引退をした富樫さんは、4年間にわたって王座を守る一方で、区内の病院に現在も助産師として勤められています」



富樫選手   「助産師の仕事もボクシングもすごい好きだったので、好きっていう気持ちと両方とも続けようっていう、すごくそこには信念を持ってやってきたので、あとはやっぱり周りの病院の仲間の支えとか応援とか、あとはジムのトレーナーが一生懸命見てくれたってことで、今の自分がここまでこれたと思っていて、両方とも続けるっていうのは自分の力だけでは出来なかったかなと思います」


三之助師匠  「何か夢とかってありますか?」



富樫選手   「そうですね、ボクシングをやってきたので、その経験を活かして女性の支援を出来るようなことを先々したいなと思っているので、それが何か形になったら
        いいなと思っています」



ナレーション   「二人のチャンピオンの情熱が三之助さんにも点火。よせば良いのに、ボクシングの手ほどきを受けることになりました」


 (小口トレーナーによるミット打ち、サンドバック打ちの基本指導)


三之助師匠   「(サンドバック打ちが終わって)ほんとに辛いですよこれ・・・ぜひお茶の間の皆さんもやってください。ほんとに大変だから・・・もうやめましょう・・・」



渡辺選手  「選手が喜ぶ姿が、私も嬉しいんです。なによりそこに尽きるんです。目標が、目指すものが一緒の人間が集まってますから、選手が勝った時の喜びが何より嬉しいんですよね。これからどんどん育てて、歴史に残るボクシングジムにしたいなと思います」



三之助師匠  「今日は、世界一のボクシングのチャンピオン。それを育てた世界一のボクシングジム紹介いたしました。やっぱりあの会長のように夢をずーっと追いかけている人の所へは、夢を追いかけている若者が集まってまいります。そしてこの五反田という地から世界へ向けて羽ばたいてゆくのを見て応援したくなりました。さて、次回のとっておきの品川、どうぞお楽しみに。もう一丁!ワン・ツー!」

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