ドローンで有明海の養殖ノリを守れ! カモの食害対策に鹿島・太良が実証実験【佐賀県】 (24/01/12

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有明海の養殖ノリが、カモに食べられる被害が広がっています。そんな中、鹿島市と太良町がLEDライトを搭載したドローンでカモを追い払う実証実験を行いました。

【リポート・中嶋理沙】
「有明海南西部です。たくさんのカモが群れでいます。このカモが養殖ノリを食い荒らす被害に漁業者が頭を悩ませています」

【県有明海漁協鹿島市支所 中島龍運営委員長】
「ひどいところは半分ぐらいノリ網の中で無くなっている。年々カモは増えている」

ノリ漁業者を悩ませるカモの食害。
県有明海漁協・鹿島市支所での被害額は、年間で約2500万円にのぼっています。
特に、網に張り込んだばかりの柔らかいノリの芽を好むといいます。

【県有明海漁協鹿島市支所 中島龍運営委員長】
「被害はもう20年ぐらい前から。カモが食べたノリは短くなって中々芽が出てこない」

そんな中、10日、鹿島市と太良町が行ったのは、ドローンを使った実証実験。ドローンの音と、搭載したLEDライトでカモを追い払えるか検証しました。

「これで高度5m」
「逃げない」「逃げない」「ライトが当たっていないんでしょうね…」

高さ5メートルからLEDライトを照らしても、カモの反応は無し。
ドローンをもう少し近づけると…。

「いやがっている」「逃げはする」「分散した」「身の危険を感じないとだめ」

飛び立ちはしないものの、カモが逃げていきました。

【県有明海漁協鹿島市支所 中島龍運営委員長】
「ドローンは・・・ちょっとカモがもっと危機感あったらパッと飛ぶ。その点がちょっと物足りなかった」

主にノリを食べるのは、有明海やその周辺で冬を越す渡り鳥の「ヒドリガモ」。
鹿島市は、これまでの実験で“夜間”では、LEDライトでカモを追い払う効果があることを確認しています。
“日中”の効果についても、今回の結果を分析し今後の実用化を検討する方針です。

【鹿島市ラムサール条約推進室 室井利允主任】
「ドローンを飛ばしてみてカモが嫌がっている様子は見えた。可能性はあるのかなと。カモを傷つけることなく人とカモが共生できるような方法模索したい」

【佐賀県有明海漁協鹿島市支所 中島龍運営委員長】
「もう短いチャンス黒いノリをとっていきたい」

漁協の鹿島市支所は1月16日に冷凍網ノリの張り込みを控えていて、当番で船で巡回するなどしてカモの追い払いを続ける予定です。

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