有明海の「ウミタケ漁」17年ぶりに待望の解禁 "伝統漁法"も復活 【佐賀県】 (23/06/01

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生息数が減少し休漁が続いていた有明海の二枚貝・ウミタケ。今年17年ぶりに漁が解禁され、あわせて65隻の船が海に出ています。

有明海特有の二枚貝・ウミタケ。特徴的な太く大きな水管を海底から伸ばしている姿がキノコのように見えることからこの名がついたと言われています。
本格的な漁は17年ぶりです。
有明海でのみ生息が確認され、煮たり炒めたり、生でも酒のつまみとして親しまれてきたウミタケ。しかし、生息数が激減し2007年から休漁が続きました。
その後、県などは人工的につくった貝の子供、稚貝を海に移植するなど資源回復に取り組み、近年は漁業者を限定する試験操業や、伝統的な2つの漁法の技術継承などを目的とした調査操業が行われていました。
そして、今年3月の生息調査では1平方メートルあたりの平均個体数が去年の1.5倍近くに増え、期間などを限定すれば資源を守りつつ漁もできると判断されたのです。

佐賀市久保田町の漁業者井口繁臣さんです。まだ夜が明けきらない午前5時ごろ、ウミタケが待つ有明海沖を目指して出港しました。

【長島記者】
「午前7時の有明海です。酸素ボンベなどをつけた潜水士がウミタケを取りに海に潜っています。本格的な漁は17年ぶりの解禁です」

井口さんが行うのは簡易潜水器による漁です。酸素ボンベを背負って潜り直接、海底のウミタケをとる方法で貝を傷つけずに獲ることができます。

初日の1日は、ポイントを変えながら約4時間潜り、200個ほどを水揚げしました。

【漁師 井口繁臣さん】
「緊張もしたし期待と不安できのうはやや寝不足、でも期待通り大きいものから小さいものまでいたので来季以降も楽しみ」

一方、こちらがもう1つの漁法、ネジ棒。

【川浪記者】
「ネジ棒漁は、先に金具のついたこの長い棒を使って、ウミタケを絡めてとっていきます」

この道約40年、佐賀市川副町の藤川直樹さんです。
ネジ棒漁は水深によって長さを変える最長10メートルほどの鉄の棒に、ウミタケから伸びる水管を絡めて一気に引き上げます。姿が見えないため多く集まっている漁場などの情報を周辺の船とも共有しながら手際よくとっていきました。

【漁師 藤川直樹さん】
「みんなが待ち望んでいた。食卓に届けるのは漁業者の自分たちにしかできないことだから、いっぱいとってなるべく皆さんに食べてもらえるように頑張る」

今年、待望の解禁となったウミタケ漁。約65隻の船で1カ月限定という制限はありますが、本格的な漁が再開し、漁業者は胸をなで下ろしています。とれたウミタケは順次、市場や県有明海漁協の直売店など県の内外へ出荷されます。

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