社会不安障害のしんどさ5つ【重症時ひきこもりリスク、精神科医が7分で説明】

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0:05 (1)はじめに
0:31 (2)社会不安障害とは
2:00 (3)社会不安障害のしんどさ5つ
2:09 ①人間関係が作りにくい
2:46 ②機会を逃しやすい
3:27 ③低く評価されるリスク
4:25 ④社会から孤立のリスク
5:14 ⑤「軽い」と思われる
5:59 (4)まとめ

社会不安障害と言えば、別名「対人不安」「あがり症」とも言われ、人前や対人場面での強い不安が有名ですが、その他社会生活のふりやひきこもりリスクなど、様々なしんどさがあります。
「社会不安障害のしんどさ5つ」につき、精神科医が要点を約7分の動画にまとめています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)

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↓↓内容の詳細は下記になります。
(1)はじめに
今回は、「社会不安障害のしんどさ5つ」についてやっていきたいと思います。よろしくお願いします。
人前で強く緊張し「あがった」状態になる「社会不安障害」。
人に見られることへの強い不安と緊張が代表的な症状ですが、この症状以外にもさまざまな角度での「しんどさ」があります。
今回は、「社会不安障害のしんどさ5つ」を見ていきたいと思います。

(2)社会不安障害とは
社会不安障害は「人前での強烈な不安が出る病気」です。
<社会不安障害とは>
社会不安障害は人前や対人場面で繰り返す強烈な不安です。
そして、不安を避けるために人や集会などを避けることがあります。
うつ病と同様、セロトニン不足などが背景には関与しているとされます。
<社会不安障害:別の言い方>
まずは「社交不安障害」社交場面の不安という言い方をすることもあります。
そして「対人不安」その中で強いものともいえます。
あとは俗称「あがり症」、その中で非常に強いものになります。
<社会不安障害の症状2つ>
まずは「人前での強い不安」を繰り返すこと。
そして、もう一つが「人前などを回避」することです。
<社会不安障害の治療>」
まずは「薬物療法」うつ病同様に「抗うつ薬SSRI」を使い、土台の不安を減らしていきます。
もう一つが「系統的脱感作法」、不安な場面を「回避」せず、あえて徐々に「慣らしていく」方法です。
<社会不安障害の治療の3段階>
まず「前期」始めの段階では「薬物療法」抗うつ薬の効果をしっかり見て不安の土台を減らしていきます。
そして、中期では「脱感作」抗うつ薬の効果を土台に、不安に徐々に慣らしていきます。
そして、後期では「減薬」脱感作で不安を減らした結果、薬を徐々に減らすことを模索します。

(3)社会不安障害のしんどさ5つ
「対人不安以外にもさまざまなしんどさ」があります。
①人間関係が作りにくい
「不安から人を避け、人間関係が広がらない」というところ。
<人間関係が作りにくい>
社会不安障害では、強い不安のため、対人場面でうまく振る舞うことは困難です。
その結果、対人場面や集団を回避してしまうことがあります。
その結果、人間関係が作りにくいことになります。
<その結果の影響>
まずは「人脈が広がらない」人のつながりが広がらないことがあります。
そして「人からの情報収集の困難」が出てくることがあります。
その結果「対人面の自信を失い」、そこから悪循環になる場合もあり得ます。
②機会を逃しやすい
「本来つかめたチャンスを逃すこともある」というところ。
<機会を逃しやすい>
まず「発表やアピールの機会」を不安から回避してしまうことがあります。
そして、「新しい経験の機会」も不安から回避してしまうことがあります。
結果、本来つかめたチャンスを逃すことも少なからずあります。
<逃す機会の例>
まずはいわゆる「重要人物と知り合う機会」。
そして「自分の技術などのアピールの機会」も失うことがあります。
そして、「新しいことへの勉強やチャレンジの機会」も回避して逃すことがあります。
③低く評価されるリスク
「アピール困難が時に低評価になる」というところです。
<低く評価されるリスク>
「対人的な強い不安」があると、いわゆるアピールなどが困難になります。
そして「内向的」、または「陰キャ」など、低く評価されるリスクが出てきます。
そして、業界などによっては、「アピール不足自体が低評価」につながることがあります。
<相性悪い文化等>
まずは「外資系」の文化。欧米文化では主張やアピールが評価に直結し、「アピールしない」は「考えていないと同じ」とみなされるリスクがあります。
あと「営業系の仕事」、どうしてもどんどん前に出て行く必要がある業種だと不利になることがあります。
そして「人前に立つタイプの業種」、発表・アピールが直接評価基準になると、そこは不利になります。
④社会から孤立のリスク
「重くなると、ひきこもりのリスクも」あります。
<社会から孤立のリスク>
回避が進むと「対人場面全般」が苦手になり全般をを回避してしまうことがあります。
その結果「孤立」につながる場合が少なからずあります。
これが重くなると、いわゆる「ひきこもり」が持続するリスクがあります。
<社会不安障害とひきこもり>
「ひきこもり」の原因の中で、社会不安障害は少なくないとされています。
そして、これは慢性化すると、さらに出にくくなって長期続く場合もあります。
一方で「社会不安障害が原因のひきこもり」であれば、抗うつ薬SSRIなど「治療で改善する場合」がありうるのも大事な点です。
⑤軽いと思われる
どうしてもうつ病などと比べると「軽いと思われる・性格的な弱点と思われる」こともあります。
<軽いと思われる>
うつ病のような「症状のわかりやすさ」落ち込みであったりなどはあまりありません。
そして時に「性格の一種」と誤解されることもあります。
これらのためにうつ病より「軽い」と思われやすい面があります。
<「性格」と思われる>
この中でも特に「性格と思われる」というところはポイントです。
不安症状が「緊張しやすい」性格の一種と疑われやすい面があります。
さらにこれが一種の「弱さ」と結びつけられて偏見を受けやすい面があります。
この場合なかなか理解されず、心無い言葉を受けることもありえます。

(4)まとめ
今回は、「社会不安障害のしんどさ5つ」を見てきました。
社会不安障害は人前・対人場面での強い不安の反復で、症状以外に以下5つのしんどさがあります。
①人間関係が作りにくい
②機会を逃しやすい
③低く評価されるリスク
④社会から孤立のリスク
⑤症状が軽いと思われる
社会不安障害は、抗うつ薬など標準的な治療があるため、しんどさが続く場合は受診するのも選択肢です。

こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)

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【解説者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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