【朗読】山本周五郎「襖　（ふすま）」～オーディオブック～　朗読：京谷由香里

酔いどれと噂され、悪評高い夫の元に嫁がなければならなかった若き妻の賢明さが
やがて夫の耳へ伝わったとき…。

初出：「婦人倶楽部」（昭和18年3月号）
『日本婦道記』の中の作品で、現在は『髪かざり』などで読むことができます。

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◎主な登場人物
　西村次郎兵衛（夫・武蔵国　忍城　城普請とりしまり加筆）
　　阿市（おいち）松本五郎左衛門の長女
　和田利兵衛（次郎兵衛の後見・江戸詰め老職）

※耳で聴いて理解しにくい表現を若干変更しておりますことをご了承くださいませ。
（文中の表記、言い換え、意味などについて）

朋友（ほうゆう）←友達
酒肴（しゅこう）←酒、酒と肴
掣肘（せいちゅう）←干渉
向後とも（こうごとも）←以後
家扶（かふ）←家来
知友（ちゆう）←気心の知れた友
武備（ぶび）←備え
七荷の道具（ななかのどうぐ）←嫁入り道具
弾奏する（だんそうする）←奏でる
征討軍（せいとうぐん）←討伐軍
叛徒（はんと）←謀叛の輩
早暁（そうぎょう）←明け方
烈女（れつじょ）烈婦（れっぷ）　気性が激しく、貞操を固く守る女。信念を貫きとおす激しい気性の女子。
物具（もののぐ）　武具。兵具。特に鎧 (よろい) をいう。
具足（ぐそく）　甲冑（鎧と兜）
桶川胴（おけがわどう）　具足の一種。 板札とよばれる細長い長方形の鉄板を留め合わせて作る。その外観が桶の側面に似ている事からその名が付いた。

♫ お好きな場面からお聴きいただけるように ♫
（青字の数字をクリックしていただくと、そこから始まります）

　一　　　　0:00　　　　
　二 　　　6:59
　三　 　　 14:40
　四　 　 　21:56
　五　　 　 29:01
　
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