西御殿岩|将監小屋テント泊。東京都水源の森は、笹原の小路。Japan hiking

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将監小屋でテント泊がしてみたかったのよね。
夕焼けが山々を染め、星が空に輝くまで、山々が語る物語に触れてみたい…
なんて言ってみたりして。ただテント泊したいだけです。

将監小屋まで行くので、小屋から一時間ほどの西御殿岩に行ってみることにします。
奥秩父連峰の雁峠と将監峠との中間にある唐松尾山は、多摩水源域では最高峰ということですが、西御殿岩の方が展望が良いそうです。なので、こちらを目標にして唐松尾山は余裕があれば行くことにします。

民宿みはらしさんでレンタカーを停めて将監小屋に向かいます。コースタイムは(普通の人は)2時間10分です。面白くもない林道をひたすら登るというルートですが、それが小屋までの最短ルートなんですよね。
30分も歩かないうちに、軽トラックが私を追い抜いて止まりました。
なんと、将監小屋の管理人さんで、将監小屋へ行くのなら乗っていく?というお申し出。
ありがたすぎるのですが、それでは動画にならないな、と(笑)
なので、まあ歩きますわ、と言うと、じゃあ、ザックだけでも運んでくださるとのこと。こんな幸運もあるのね!

急いでTR Rocketに水やらパンを移し替えました。 シュラフやテントの入ったデカザックが、軽トラックの荷台でゆらゆら揺られながら運ばれていく姿を見送り、ドナドナみたいだなと、何度も思い出して笑ってしまいました。
これまで私と苦楽を共にしているデカザックちゃんですが、屠場に移送される仔牛のようにしょんぼりして見えました。
しかし、空身で登って、テント泊ができるなんて幸せです。

あとで考えれば、稜線まで時短できるので、飛龍山や笠取山へ行くとか計画を変えて稜線歩きを楽しめばよかったなと思いましたが、この一瞬では頭が働きませんでした。
しかし、当初は、将監小屋直通林道コースを登るつもりでしたが、荷物が軽くなったので、牛王院平を経由するコースから登ることにしました。
将監小屋まで30分ほど遠回りになりますが、山道を登る方が楽しいですものね。
牛王院平からは、笹原の中を行く道で眺めも良く、気持ちがいいです。甲斐駒ヶ岳や北岳、富士山も見えます。

さて。東京都水源林の中にある将監小屋は、冷たいお水がじゃぶじゃぶ湧き出ています。
冷たくてうまい!暑かったのもあって、もってきたぬるいお水は捨てて、がぶがぶ飲んでしまいました。どんなに飲んでも飲み放題です。

そして、トイレットペーパー備え付けのバイオトイレは、灯りすらつきます。
不自由なことがデフォルトだったので、ペーパーが備え付けられているというのは、大変贅沢な気がしました。

テント場は1,000円。
お水もトイレも、私の場合、ザックの運搬料も入っています(笑)。
テント場は段々畑みたいになっていて、南側の展望が開けています。大菩薩嶺からの小金沢連嶺の山並みと富士山が美しい。
この日、登り初めは24度くらいあって、暑かったのですが、2,000mの標高は、しっかり冷えました。
夜半は2度くらい、朝は5度でした。あちこちで油断したわ、さびーさびーという声がテント場に響いていました。 私は今冬用意した最後のカイロを使い切りました。

さて。翌朝、ちょろりと西御殿岩に行ってみる予定でしたが、なかなかどうして。
山ノ神土を過ぎると急斜面のトラバース道になり、足元が荒れてきます。わかりにくい御殿岩分岐で折り返し、最後は急な岩場をよじ登るという道でした。
それも天気が良ければ、歩き甲斐のある楽しい道だったと思います。
だんだんガスまみれになり、強風が吹き荒れました。てんくらAだったけど。
太陽は弱々しく、気温も上がらず、修行の様相でした。雨より風はしんどいですね。
こうなっちゃうと、360度の展望は恐怖以外の何物でもありません。
もう引き返そうかな、と何度も思いましたが、もうちょっとだけもうちょっとだけで結局、西御殿岩まで行きました。
しかし、もうそこは真っ白ワールドです。360度の展望がウリの場所でガスリ菌シロタ株。

ところが風が早いので、真っ白の視界の中から突如、展望が浮かび上がります。
慌てて撮影。そしてまた一瞬で白の中。そんなことを繰り返し、身体が完全に冷え切る前に、ここを離れようと思った瞬間、天空の中に富士山の頭がちょろりと出てきました。

こんなふうに見えるんだ、すてき~!!

つい大声が。
けど、誰もいません。

いつだって、望んだような登山ができれば安心ですが、こんな経験も幸せだと思います。
もっとも予定通り、唐松尾山へは行けませんでしたけどね。

撮影日:2024年5月11日(土)・12日(日)

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