Wind Blitz / Derek Bourgeois

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Wind Blitz / Derek Bourgeois

「The Blitz」と呼ばれる、ナチス・ドイツがロンドンに向けて1940年9月7日から1941年5月10日までの9ヶ月に渡って行った空襲作戦をモチーフにした作品。
作者のデリック・ブルジョワ(Derek Bourgeois)氏(1941~2017)はロンドン生まれの作曲家で、管弦楽、吹奏楽、金管バンドの分野で非常に多くの作品を残している。情景、心証風景等から書かれた楽曲が多く、非常に美しい作品から、地獄の様相を見せる作品まで様々な作品がある。お気付きの方も多いかと思うが、ブルジョワ氏は1941年生まれである。
10月の生まれなのでThe Blitz終息後の生まれではあるのだが、空襲によって破壊されたロンドンを見て、生存者からの生々しい経験談を聞いて育ったと推測される。
楽曲は爆撃の始まりを告げる重く鋭い強奏により始まり、ロンドンは混沌と化す。木管楽器やトロンボーンはロンドン上空を飛ぶ爆撃機や戦闘機の風切り音を、低音楽器や打楽器は爆弾の炸裂する様を、サクソフォンや金管楽器は逃げ惑う人々の走る音をそれぞれ見せている。ティンパニが全てを蹂躙した後場面が変わり、ロンドンの地下鉄構内に命からがら逃げ延びた人々の様子が表される。何とか生き延びたとは言え、親兄弟が生きているのかも、この惨劇がいつまで続くのかも分からず、絶望に苛まれる其々の様子を様々な楽器のソロが表現する。人々の慟哭から一転し、金管によって大変美しいコラールが演奏される、美しくも寂莫たる様相を見せるコラールである。これは「もしも戦争が起こらなかったならば......」と言う世界線の表現だと考えられる。平凡で美しい日常はもう戻らず、眼前には焦土が広がっている。なので美しさの中に凄絶な寂しさと悲壮感を感じさせるのだろう。
遂にイギリスも反撃を開始する。救国戦闘機「スピットファイア」を駆り、ドイツ軍を撃退しようと奮闘する。全ての音に敵を撃退しようとする意思を込め演奏する、他者の人権を侵害する音である。常にシリアスな雰囲気が満ちているシーンの筈なのだが、時折不釣り合いな程コミカルな場面(6/8拍子)が登場する。戦争の狂気に飲まれた人々の描写である。始めは重たいテーマを統率を取って演奏していたが、次第に狂気に飲まれたシーンが増え、混沌としてくる。冒頭と音の構成こそ同じだが、その熱量や、殺意はその比にならず、ひたすら敵を殲滅しようと言う狂気に満ちている。最後は高射砲が唸り、ロンドン上空の爆撃機が撃ち落とされ、墜落、爆発して楽曲、そして「The Blitz」はイギリスの勝利で終わる。しかしながら、イギリスの勝利で終わったとは言え、イギリスは4万3千人以上の民間人犠牲者を出し、100万人以上が住居を失った。その事実の通り、楽曲にも全く希望は無く、勝利で終わった筈の最後すら怒りと悲しみに満ちている。
為政者にとっては正義や大義が有ったとしても、結局戦争とは汚く、悲惨な物であり、理解し難いものである。昨今、とてもキナ臭い空気が漂っている。今回演奏する「Wind Blitz」は当時のリアルな描写が見える名曲ではあるが、第2の「Wind Blitz」が作曲されない世界を求めてならない。

#ついはいウインドオーケストラ 第二回 演奏会パンフレット 曲紹介より抜粋

次回演奏会情報はコチラ!!!!!
ついはいウインド 第四回演奏会
2024年7月14日(日)
豊中市立文化芸術センター(大阪)開場13:30 開演14:00

入場無料🕊️

▼曲目
新緑の高原へ
美女と野獣
リバーダンス
LA-KI-LA-LA-KI-LI-RU-LAA
イエローマウンテン
今回は了徳寺佳祐 作/編曲集!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FA...

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