地歌《新青柳》 Jiuta ''Shin aoyagi''

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2017年8月13日よみうり大手町ホールで開催致しました「第85回 藤本昭子地歌ライブ」より、地歌《新青柳》(歌・三弦:藤本昭子、歌・箏:菊央雄司)。
Akiko Fujimoto (voice, sangen), Yuji Kikuō (voice, koto) play Jiuta ''Shin aoyagi'' at Yomiuri Ootemachi Hall, 13 August 2017.

 この日の「地歌ライブ」は、古典に真摯に向き合い、将来を担う若手実力派男性演奏家のご助演を賜り、地歌の大曲4曲を演奏致しました。
 その中のおひとりで、この日のために大阪からおいで下さいました菊央雄司さんは、琴友会のホープとして演奏会、舞踊の会など多方面にわたりご活躍されておられます。そもそも大阪は地歌の本拠地ですので、本来ならばお三弦をお願いするところですが、ご無理を申しましてお箏でご出演賜りました。
 関西地歌と九州地歌は、奏法、唱法、曲の運びなどが少しずつ異なりますが、「古典の基礎は全く変わり無い」と祖母、母から聞いておりました。実際ご一緒に弾かせて頂いても大きな違いは感じられず、それどころか間合いや弾き方などは全く変わらず、長い歳月を超えた古典の確かな息遣いを改めて実感致しました。とは申しましても、恐らくは菊央さんがテンポや細かい違いを随分合わせて下さったのだと思います。厚く感謝申し上げます。
 母は結婚当初住んでおりました大阪に自分の会の支部を立ち上げ、毎年お弾き初め、浴衣会などを開催しておりました。大阪生まれの私の初舞台も、もちろん大阪でした。その頃から、祖母がご懇意にして頂いておりました菊原初子先生がずっと母の会にご出演下さっていました。私もご一緒の舞台に立たせて頂いたことがございます。
 私どもの会の舞台は全て暗譜ですが、その舞台を見て下さいました初子先生が、「あんさんとこはすごいでんなぁ、わては何をしてきたんやろ」と母に声をかけて下さり、母はそのお言葉のお優しく広いお心持ちに大感激だったと常々申しておりました。
 母はそのようにご尊敬申し上げておりました初子先生から替手物など何曲も頂戴し、晩年までそれはそれは大切に弾いておりました。

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