【和訳字幕】ワルシャワ労働歌(ロシア語版)

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オッスオッスお久しぶり
今回はちょくちょくリクエストのあった『ワルシャワ労働歌』のロシア語版です。
『ワルシャワ労働歌』っていうとロシア語版がメジャーだと思うんだけども、タイトルの通り、元はポーランドの歌。
ポーランド語では Warszawianka と綴る。

曲の背景
もとはポーランドの社会主義者であったWacław Święcicki(ヴァーツラフ・シュヴィエンチツキ)が1879年に詩を作り、それに感銘を受けたJózef Pławiński(ユーゼフ・プワヴィニスキ)がMarsz Żuławówという曲を基に作曲したとされる。現在でもよく知られる歌詞は1883年ごろに一部を書き直したものとのこと。(Wikipediaポーランド語版などから要約して引用)
当時のポーランド王国は名実共にロシア帝国の支配下にあり、シュヴィエンチツキはその支配を打ち砕こうという思いを詞にしたと思われるが、社会主義者の彼としてはロシアの支配があろうがなかろうが君主制にはそもそも反対であったのではと思われる。
なお、本曲は雑誌に掲載され詞が有名になると1905年のポーランド蜂起(鎮圧こそされたものの支配層に衝撃を与えた)あたりから次第に社会主義者・労働者階級のテーマソングとなったとされ、実質的にロシア支配への抵抗を重ねながら歌われた曲ではあるもののロシア革命後にロシア語に訳され、本家よりも有名となり現在に至る。
ロシア語版のみならず各国語に訳されており、スペイン内戦時の人民戦線派(スペイン共和国)で A las barricadas という替え歌で歌われたほか、1920年代には日本語にも訳された。
日本語版Wikipediaによると、日本共産党以外の左派系組織でよく歌われているという。

歌詞について
ポーランド語原詞をみていないのでロシア語版がどれくらいオリジナルに忠実な訳かは個人的に知らないのだが、『インターナショナル』と比較して歌詞が若干過激。
特に3番あたりは支配階級への憎悪が見える見える…
ロシア語翻訳的には、非常にややこしい語順のセンテンスが多い印象。意味を理解する上で難解な部分はあまりないが、動画作成に際して字幕をつける側としては苦労しましたね..
字幕で一か所、1分38秒頃からのВ битве великой не сгинут бесследно павшие с честью во имя идейという部分だけ妙に字幕が長いのはそういう理由です。区切ると和訳と歌詞が合わなくなっちゃうので仕方なく。
не сгинут бесследно というのは「跡形もなく消え去ることはない」という意味ですが、ここでは斃れた死体が物理的に朽ちて風化するとかそういうことではなく、ひとりひとりの犠牲が功績として記憶に残り続けるので消え去ることはないという意味だと解釈して、「忘れ去られることはない」と意訳で補ってます。
どうでもいいんですけど、歌詞に「血」が多すぎやしませんかね...

曲名について
日本では慣例的に『ワルシャワ労働歌』と呼ばれている本曲ですが、ポーランド語では前述の通りWarszawianka(ヴァルシャヴャンカ)といいます。一般に warszawianka といえば「ワルシャワ市民女性」のことです。ちなみに男性は warszawianin。一般には人を指す言葉ですが、語義的には「ワルシャワのもの」という意味で女性名詞だから「ワルシャワの女性」というニュアンスで使われています。
が、ここでの warsawianka は人としての女性を指しているわけではなく、女性名詞である piosenka(歌) だとか revolucja(革命) だとかを念頭に置いていると考えたほうがいいでしょう。
そう考えると、Warszawianka の意味するところは「ワルシャワの革命」だとか「ワルシャワの歌」ぐらいの感じになってくるんじゃないかなと。
知らんけど。

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