【朗読】山本周五郎「大将首」　朗読・あべよしみ

新潮文庫『人情武士道』より朗読させていただきました。

初出・・・「キング」１９４０年(昭和１５年)８月　



浪人の六郎兵衛は、剣の達人であるが、仕官の口を得ることができず、生活が苦しい。ある夜、同じく浪人生活で困窮した佐藤主計に抜き打ちをかけられるが、事情を聞いて同情し、家に連れて帰る。やがて六郎兵衛は、妻を安心させたいばかりに仕官の口があったと嘘を言って足軽奉公を始めた・・・。


【主な登場人物】
池藤六郎兵衛・・・浪人。妻に仕官の口があったと嘘を言い、足軽奉公となる。
文江・・・六郎兵衛の妻。
植村弥兵衛・・・岡崎藩足軽組頭。六郎兵衛を気にかけてくれる。
佐藤主計・・・浪人。貧窮して六郎兵衛を襲う。
鷺山伝造・・・六郎兵衛の足軽仲間。
大横田主膳・・・岡崎藩の剣術師範役。
大横田采女・・・主膳の弟。
大横田道之助・・・主膳の弟


【もくじ】
00:00　一の一
06:34　一の二
14:28　一の三
22:00　二の一
28:44　二の二
36:51　三の一
43:37　三の二




山本 周五郎
（やまもと しゅうごろう、1903年6月22日 - 1967年2月14日）は、日本の小説家。
本名：清水 三十六（しみず さとむ）。山梨県生れ。
横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。
1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。
『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。
以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」など
庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説など大衆小説で知られ、特に晩年多くの傑作を書いて高く評価された。


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