なぜ地下鉄・南郷7丁目駅だけホームが3つあるのか?実はこんな理由が…「HBCもんすけ調査隊」2021年7月23日放送

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札幌市内に住む小林叶(かなと)くん、6歳からの依頼。

(依頼者)
「南郷7丁目の駅だけ、
 なんでホームが3つあるんですか?教えてください!」

なぜ、南郷7丁目駅だけ、ホームが3つあるのか?
そもそもホームが3つとは、どういうことなのか?
まずは、南郷7丁目駅に直行した…
一見、ホームは2つのように見えるが、
よく見ると、右側にも、もうひとつホームが!

札幌市営地下鉄のホームの大部分は、
両側に線路がある「島式」か、
真ん中に線路がある「相対式」のどちらか。

しかし、南郷7丁目駅だけは、
両サイドに線路がある上、真ん中にも線路がある。
つまり、ホームが3つあるという形になっているのだ。

えっ? ここもホームじゃないかって?
さすがの観察力!

しかし、実際に行ってみると、
ホームドアがなく、電車に乗れない。
だから、ホームは3つなのだ。

利用者
「あー、どうだろう?あまり意識したことがなかった。
 人が多いから、こうなっているのか…」
「新しい車両を入れたりとかってするのが
 ココだったって話を聞いた事がある」
「古い駅だから?折り返しができない時代に、
 ココで何かやっていたのかなって」

しばらくホームを張り込んでみると、
両側の線路には電車が入ってくるが、
真ん中の線路には、全然、電車が来ない・・・
いったい、どういうことなのか?

その真相を解き明かすべく、札幌市交通局を直撃した。

札幌市交通局 高橋英広 運転係長
「それは朝の南郷7丁目駅に行けばわかると思う」

早朝のホームに、いったい何があるのか?
南郷7丁目駅のシャッターが開くと同時に
ホームに駆け込んだ・・・そこにあったものとは?
なんと、使われていないはずの真ん中の線路に
電車が止まっているではないか!

札幌市交通局 高橋英広 運転係長
「6時00分の始発電車を発車させるために、
 今は毎日使っています。両サイドのホームは、営業終了後、
 メンテナンスなどを行う際には使用する必要がある。
 そのために、真ん中のホームに、
 前の日の夜から電車を停めております」

札幌市営地下鉄の始発電車が出発する駅は、
南郷7丁目以外は、全て一番端の駅。

なぜ、南郷7丁目駅だけ、
わざわざ3つ目のホームを作ってまで、
途中から始発電車を出発させるのか?

札幌市交通局 高橋英広 運転係長
「地下鉄東西線は、白石駅が元々終点でした。
 1982年、新さっぽろ駅まで延長されている。
 この時に、白石駅の始発駅を利用している客が
 多かったことから、南郷7丁目駅からの始発電車を設定した」

札幌に地下鉄が誕生したのは、ちょうど50年前の1971年。
雪や寒さに左右されない公共交通機関として
南北線の北24条駅と真駒内駅の間でスタート。

2か月後に札幌オリンピックも開かれ、
札幌の街も拡大をはじめた。

これに合わせ、
1976年に東西線の琴似と白石の間が開業。
その後、新さっぽろまで延長。
しかし、この時に新たな問題が発生した。

札幌市交通局 高橋英広 運転係長
「新さっぽろ駅から大通駅まで約19分ほど所要時間がかかる。
 非常に長いから、その間の南郷7丁目駅に、
 始発電車をもう1本発車させることにした」

東西線が新さっぽろ駅まで伸びたことで
これまで始発駅だった白石駅の始発の出発時刻が
11分も遅くなる。

そこで、延伸前の利用者の始発が遅くならないよう、
南郷7丁目駅の始発電車が生まれたのだ。

これは、始発駅から大通駅までの所要時間。
新さっぽろが、いかに遠いかがわかる。
そこで、白石区の早朝の足を支えるため
誕生したのが、南郷7丁目駅発の始発電車だった。

始発電車の利用者
「最高にいいと思う。私は仕事をしているので助かる」
「今の時間まで働いていて、本来なら南郷18丁目から乗るが、
 南郷7丁目まで来たら始発あるので乗っている。
 家にも10分くらい早く帰れるので」
「早めに出勤しないとならない。
『始発電車が6時にあるだろ』って言われて、
 良いんだか悪いんだか分からない」

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