日本キリスト教団六ツ川教会 ローズンゲン釈義黙想(2024/6/26)

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2024年6月26日(水)

【旧約聖書】
主の行われた奇しき業を、奇跡と主の口から出る裁きとを心に留めよ。詩105:5(協)

【新約聖書】
どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスおいて、神があなたがたに望んでおられることです。Iテサ5:18(協)

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「ローズンゲン釈義黙想」は、日本キリスト教団六ツ川教会の会員向けのメッセージです。
日々、御言葉を聞くことができるように毎朝5時に更新します。
「公開」設定にしていますので、六ツ川教会の教会員でない方も、ご関心のある方はどうぞ自由にご活用ください。

釈義黙想の後に、呼吸と沈黙の時間があります。
ヨガのトレーニングから学んだ呼吸法のごく基本的な方法を取り入れています。
御言葉を聞き、呼吸と姿勢を整えて、良い一日の始まりとなりますように。
どうぞ今日も笑顔でお過ごしください。

使用しているテキストは『日々の聖句 Losungen2024』(ベテスダ奉仕女母の家出版部、2023年)です。全国のキリスト教書店でお求めいただくことができます。税込み1,400円です。

*ローズンゲンで指定された場所以外は、聖書協会共同訳聖書のテキストを用いています。

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 元NHKアナウンサーの村上信夫さんの著書『元気のでてくることばたち!』という書籍のなかに、木村拓哉さんにインタビューをしたときのことが書かれている箇所があります。このときの木村さんは23歳頃で、大げさに言えばテレビをつければ、どこかに木村さんが映っているといっても良いくらい、大人気のときでした。そのとき、村上さんは木村さんのことを良く知らなかったそうで、一時的な人気者だろう程度にしか思っていなかったそうですが、インタビューをしてその印象ががらりと変わったと言います。とにかく多忙な木村さんですから、村上さんがこのように尋ねます。「忙しすぎてエネルギーを消耗しませんか」。すると木村さんは「そんなことないっすよ」とややぶっきらぼうに答えます。陳腐な質問に飽き飽きしていたのかもしれません。そして、ニヤリと微笑んで続けます。「小さな感動をエネルギーにしていますから」。村上さんが「小さな感動」と念を押すと、彼は遠くの方を見つめるような目をして、「何でもいいんですよ。道端の花が、昨日より花びらを開いたとか、小さなことで感動できる自分でいたいんですよ」と続けた。そして村上さんは「なるほどと、私は深く聞き入ってしまった。」と書いておられます。

 大変印象的なお話です。木村拓哉さんの言う「小さなことで感動できる心」、どうすればこういった心を持つことができるのかというのは、なかなか難しい問題です。ですが、感動する心の根底には、感謝があると思います。周囲の人、動物、植物など、自分自身を支えてくれている命に対して感謝の心を持っているからこそ、その小さな変化に感動したり、感謝したりできるのではないでしょうか。

 使徒パウロはこのように記しています。「どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」自分が日々生きていることが当たり前でない、神さまに生かされていることを知れば、日々の小さなことにも感謝するはずです。小さなことに感動できるはずです。そしてその感動は、私たちのエネルギーとなるのです。旧約の詩人は歌います。「主の行われた奇しき業を、奇跡と主の口から出る裁きとを心に留めよ。」神さまは、私たちの想像をはるかに超える御業を行っておられます。それを理解できないものとして遠ざけるのではなく、その業に感謝したいと思います。どんな小さなことにも、神さまの力は働いています。そのことに小さくてもいいので、感動する心を持ちたいと願います。その心は、私たちがどんなに忙しい日々の生活に追われて倒れそうになっても、再び立ち上がるエネルギーを得ることができるのです。

日本キリスト教団六ツ川教会牧師  桐藤 薫

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