遅発性ジスキネジア–抗精神病薬の副作用

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00:00 OP
00:33 なぜ起きるのか
01:57 治療法
07:51 病気をどうするか

本日は「遅発性ジスキネジア」についてです。
抗精神病薬を長く飲んでいると起きる副作用なんですけれども、これについて解説してみようかなと思います。
口がモゴモゴするようなやつです。結構あります。

◼️なぜ起きるのか

これはなぜ起きるのかというと、抗精神病薬は統合失調症の幻覚妄想や双極性障害の躁状態を抑えるために使ったり、うつ病の増強療法として使ったり、発達障害の人、特にASD(自閉症スペクトラム症)の人の感覚過敏に使ったりするんですけども、長く使うことも比較的多いんですよね。

長く使っていると、人によっては副作用が出るということです。
抗精神病薬はドパミンという脳内伝達物質をブロックするんですね。
受容体をブロックする。
ドパミンが放出されても、それを受け取らないようにするということをするんですけど、その結果過敏になるんですよ、脳が。

少しの量でもちゃんと伝達するように、ドパミンに対して過敏になるんですけども、こういうものをアップレギュレーションと言ったりするんですけど、この過敏さゆえにこういう病気が起きると考えられていますね。

◼️治療法

治療法としては、薬の変更ないし減薬です。

最近の薬は副作用が起きにくいんですよ。
定型と呼ばれる昔の抗精神病薬は起きやすかったので、最近のものに切り替えてあげた方がいいんですね。

最近の薬の中でも、特に副作用が起きにくいのはアリピプラゾール、いわゆるエビリファイ、オランザピン、ジプレキサです。これらに切り替えた方が良いということになります。

あとはビタミンB6とかビタミンEの補充もいいんだろうと言われています。
保険適用外なのでサプリを買ってもらう必要があるんですよ。
保険の薬で処方できるものだとピドキサールです。ビタミンB6が。

サプリでビタミンB6を買うと、ネイチャーメイドで850円で40日分、だいたい月850円ぐらいかかるということになります。
ピドキサールは遅発性ジスキネジアでは保健が通っていないので。
ニキビとかあると取れるのかもしれないですけどね。
B6欠乏症という病名がつけば大丈夫ということです。

あとは新薬で「ジズバル」という薬を使うことですね。商品名が。
一般名だとバルベナジンと呼ばれる薬ですね。
これはどんな薬かというと、ドパミンは神経伝達物質、神経と神経があってここの間に神経伝達物質が出てくるんですよ。

脳は神経という糸のようなものが集まってできたものなんですよね。
糸をモヤモヤモヤとまとめると形になるじゃないですか。それをギューッとやった時にだいたい豆腐ぐらいの硬さになったのがこれです。

無数の神経ですね。細い糸の集合体みたいなものです。
糸と糸の間に伝達物質が流れるんですね。糸自体は電気信号を伝える。
電気信号→伝達物質→電気信号と流れていくんですけども、この伝達物質がドパミンだったり、アドレナリンだったり、セロトニンだったりするんですね。

この伝達物質のドパミンがたくさん出ちゃうんですね。
統合失調症とか、他の病気でドパミンが出るので興奮しすぎないようにブロックしてあげる。
受け取り側をブロックしてあげるというのがドパミンブロックの薬なんだけども、ブロックしてると押しが強くなるんですよ。
なかなか効かないなーみたいな形で押しが強くなる。
そういうものをアップレギュレーションというんですけど。

だから感じ取りやすくなるために、刺激に弱くなるというか、強くなるというか。
いつも味が濃いものを食べてるとね、普通の食事もそっけなく感じるじゃないですか。
僕とかしょっぱいものが好きですぐ依存になっちゃうんで、すぐ塩辛くなっちゃうんですけども、お漬物にも醤油かけたり、なんでも醤油かけるようになっちゃうんですけども、だんだん薄味に慣れていくと、病院食で減塩食とか食べてると、普通の食事を食べたら「しょっぱ」となるじゃないですか。
それと同じで、ドパミンの量に対してもすぐ感じ取るようになるいうことが起きます。

それに対してジズバルは、ドパミンの伝達物質が小胞体の取り込みを阻害するんですよ。
難しいね、これ難しいんですけど。
神経伝達物質は一回放出して相手が受け取れないこともあるんですね。受け取れないよと言って。
そうしたら弾かれて横に飛んでいるんです。漂ってる。

漂っているものがもったいないから再回収するんですよ。
再回収してまた打ち出すことをするんですね。回収して打ち出すみたいな。
回収するやつがシナプス小胞体なんですね。シナプス小胞体という回収役の人にドパミンを取り込ませて、シナプス小胞体で保存されて、また飛び出す。

また空になったシナプス小胞体を繰り返してこうやるんですけど、これの再回収を防ぐということなんですよね。再取り込みを阻害するので。
そういうことでドパミン放出を抑えることで、別のルートからドパミンの過剰な感じを減らすということになります。

副作用としてはドパミンの量が減る時のような感じなんですよ。
つまり伝達物質が減るということなので、なんとなく活力が落ちる感じですよね。眠気が出たり。
あとパーキンソン症状ですね、いわゆるパーキンソン病と同じような感じ。手が震えたりとか、仮面様顔貌。
もごもごじゃなくて、今度は動かなくなるからヨダレが垂れてくるとか、そういうことが副作用としてはあります。
あと、うつもあります。元気が出なくなるから。
そういう副作用がよく知られています。

副作用が出てしまった場合は、こういう風に対応する必要があるということですね。
淡々とやっていくしかないと。

◼️病気をどうするか

結局元を辿ると、じゃあ病気をどうするかということなんですよね。

だから、薬の長期使用をどうするのかとか、大量の薬の処方をどう防ぐかということになっていくんですよね。
精神疾患は脳の病気、臓器の問題だから、やはり薬物療法に頼らざるを得ないとかどうしてもある。

ただ、薬物療法に頼りすぎると、やっぱり薬の副作用は出ちゃうんですよね。
薬物療法だけに頼らず、精神療法だったり福祉の導入などで解決して、そういう合わせ技で解決していく必要があるんですよね。

精神療法とは何かというと、基本的にはカウンセリングによる言語介入です。
言葉によって相手に介入することで、相手の人格を成長させて、人格が成長していくことで、自分の力で不安や困難を乗り越えることができるようになるということです。

人間の心はパソコンと一緒でハードウェアとソフトウェアで成り立つんですよね。
ハードウェアが脳ですよね。ソフトウェアは、心とか認知とか、これまで学習してきたことなんですけども。
ハードウェアの方で問題が起きているので、ソフトウェアをアップデートしていこうよということです。
同じAIでもハードウェアをどんどん成長させていくのもそうだけども、より美しいコードを書くことで、それを整理整頓することで、ハードウェアの負荷を減らしてあげるというか、そういうイメージです。

だからソフトウェアの部分を成熟させるといいので、そういうことも同時並行でやっていかなければいけない。
つまり、ソフトウェアが成長するとは何かというと、人間の場合は仕方がないという風に、不安や困難をなくそうとするんじゃなくて、それに支配されないようにしていく、切り替える力を上げていく。
生まれてきてよかったと思う瞬間を増やす、質的な幸福を高めていく。そういうことが大事です。

ただ、これを理解するのは結構難しいし、弱っている時にそんなことを言われたくないんですよね。医者から説教くさいこと言われたくないじゃないですか。
カウンセリングが感情的サポートなんだけども、メインは人格の成長なんだよとか言われたら嫌ですよね。

知的な問題もあるだろうし、知的、心理的、物理的な抵抗。そもそもそんなことやってる時間がないよということもあるだろうから、そういう色々な抵抗もありながら、でもやっぱり達成しないといけないということになるのかなと思います。

感情的サポートを受けることで治療が進むわけじゃない。
カウンセリングというのは感情のサポートではないんですよね。感情のサポートというのは福祉なんですよね。どちらかというと福祉の方が要素が強いんですよ。

薬物療法というのは、薬の力で脳が変わり、不安や困難を乗り越える。
カウンセリングとは、言語的介入によって人格が成長し、不安や困難を自力で乗り越える。
福祉というのは、他者の力を借りて不安や困難を乗り越えることなので、感情的サポートっていうのはどちらかというと福祉的なものになる。
全部の要素が複雑に絡み合ってるので、こんな風に単純に分けられるもんじゃないんですけども、福祉とカウンセリングとをどう分けるのかは結構難しいんですけども、まあイメージとしてそういうのあります。

僕も最近思いますけど、治療の中で行き詰まった時に入院した方がいいなと思うケースはたくさんあるんですよね。
入院を勧める人は結構いるんですけど、入院先がなかったりとか、金銭的な問題だったりとか、様々な理由で入院せずに外来で頑張りたいですという人が多いですね。

★動画の文字起こしはこちらのnoteに【全文掲載】されています。
https://note.com/wasemenblog
(文字起こし自体がない動画もあります)

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